Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2022.11.11

2022年秋の朱鞠内湖

今年も10月29日(土)~11月1日(火)にかけて秋のイトウ狙いに朱鞠内湖に行ってきた。今年の秋は水位が今までに無いくらい低く、岸沿いを歩き放題でどのポイントにも入れたが、逆にインレットなどはいいはずの部分が浅すぎてしまい着くべきところにイトウがいないというところも多かった。しかも少し前までは良く釣れていたが一週間ほど前に冷え込んでからは渋くなり、風もあまり吹かない日が続いて渡船したうちの一部のポイントでしか釣れていないようだった。

 

photo1

 

初日は13時の渡船のため16時半位に迎えに来るまでの短時間勝負。風が吹かない予報だったので、インレットが2箇所あるポイントに入ったがインレットでは当たりかもしれない怪しい感触が一度あっただけでイトウの姿が見えず、引っ張りで小さなアメマスが一匹釣れただけだった。

 

二日目もあまり風が吹かない予報だったので、インレット一つと幾つかのワンドがある広く探れるポイントに渡船して足で稼ぐ作戦をとった。すると朝一にシングルハンドでの引っ張りでマイクロチェンジャーにヒット。大きくは無いが元気なイトウをキャッチすることができた。

 

その後昼位にあるワンドの奥の浅場に魚らしき影が見えた。魚の一部しか見えずサイズも大きく感じなかったのでイトウじゃないかと思ったが、何度も投げ直していい位置にフライが通ったところ魚が動いてフライを食った。初めはあまり大きくないと思っていたが、意外と強い引きにバレないように冷や冷やしながら何とかキャッチしたのは74cmのコンディションの良いイトウだった。

 

photo2

 

三日目も相変わらず風が吹かない予報だったので、漁協の中野さんに午前中ガイドをお願いして宇津内湖を狙うことにした。宇津内湖も今一つ釣れていないとのことで最初は不安だったが、朝一番のポイントで直ぐにキャッチすることができた。さらにその後も引っ張りやサイトで4匹追加し、前日以上のサイズも混じり半日の釣りで十分楽しめた。そのため午前中だけで満足したので午後は釣りをしないで宿でのんびりと過ごすことにした。

 

photo3

 

最終日は昼から南寄りの良い風が吹く予報で、朝一番にいい当たりがあったがフッキングせず。その後10時半位にいい風が吹き出した所で待望のヒットがあったが直ぐにバラシ。さらに12時位に今度はしっかりとフッキングして引きを楽しみながら近くまで寄せてきたが、そろそろネットをと思った所でポロっと外れてしまった。これでこの日の釣りも終わったと思いながらも、帰りの船が迎えに来る時間の10分前にアラームをセットして時間ぎりぎりまでキャストを繰り返すと、さすがに駄目かと諦めかけた頃に再びヒット。終了15分前に何とかイトウをキャッチすることができた。

 

photo4

 

結局初日以外は毎日イトウをキャッチすることが出来て、天気も良く暖かかったので(穏やかすぎて魚の活性は微妙な時も多かったが)今回も秋の朱鞠内湖のイトウ釣りを楽しめた。秋は風が吹かないと魚っ気が感じられず空しい時間も多いが、それでもタイミングと狙い方によっては一日のうちに数回チャンスはあると思う。防寒対策さえしっかりしていれば春よりも睡眠時間がしっかりととれて疲れが少なく、人も春ほどは多くは無いため週末でもある程度入りたいポイントを選べるので、イトウを釣ってみたい方には秋の朱鞠内湖もお勧めしたいと思う。

 

 

タックルデータ

(ダブルハンドでの引っ張り)
ロッド:LOOP GASSダブル 8116-4 パワーラックス
リール:LOOPリール オプティジャイアOGY BK リール
ライン:SA ST OH&Dエボ ST30G/DH8S S1/S2
リーダー:TIEMCO フロロリーダー ハイエナジー 12FT 02X
フライはTMC202SP#2に巻いたいつものフラッシュストリーマーOGGY

(シングルハンド)
ロッド:LOOP セブンエックス シングル L7X890-4MF
リール:LOOPリールオプティランナー ORU BK リール
ライン:SA ST OH&Dエボ ST18G/SH8S S1/S2
リーダー:TIEMCO フロロリーダー ハイエナジー 9FT 02X
フライはTMC202SP#2に巻いたいつものフラッシュストリーマーやTMC600SP #2に巻いたゲームチェンジャー

 


Like
アンダーハンド釣行記:最新記事