Polarized Glasses Sight Master

Sight Master

Q. サイトマスターはなぜガラスレンズにこだわるのですか?

まず第一にガラスレンズだけが持つ透明感です。プラスティックレンズなどと比べてとにかく視界がクリアです。このことは例えばカメラレンズなど、世の中の高性能な光学性能が求められるものには全てガラスレンズが使われていることでも明らかです。そして歪みの無い高精度、明るいのに高い偏光率を実現できるのはガラスレンズだけです。ガラスレンズは高価ですが、すぐに傷ついたり歪んだりして買い換えの必要のあるプラスティックレンズと比較して長持ちすることもメリットの一つです。

ガラスレンズの透明感

Q. 初めにどのレンズカラーを購入すれば良いですか?

サイトマスターでは様々なレンズカラーをご用意し、その時の釣り場の状況に応じて最適なものを使い分けていくスタイルを提案していますが、初めにご購入する際にはまず「スーパーライトブラウン」をお奨めしています。ガラスレンズならではの明るさを確保しながら、高い偏光性能を実現し、かつ陰影のコントラストを出してくれる大変バランスに優れたオールマイティなレンズです。

スーパーライトブラウン

その次に必要になってくるレンズとしては、以下の二つが挙げられます。「スーパーライトグレー」はブラウン系のレンズとは対照的に、物の色を自然のそのままに近い色で見ることができます。「イーズグリーン」は曇りや雨、朝まづめや夕まづめなどの暗い時に威力を発揮するレンズです。他の人が暗くて偏光を外している状況でも掛け続けられることは釣り人にとって大きなアドバンテージとなります。

スーパーライトグレーとイーズグリーン

Q. 4カーブ、6カーブ、8カーブとは何ですか?

レンズのカーブの大きさを数字で表したものです。数字が大きくなるほど、カーブが大きくなります。顔を覆う様なフレームには8カーブレンズが多く使われますが、遮光性の高さや視野の広さがある一方、視野の端の像が歪みやすいというデメリットもあります。サイトマスターでは、それぞれのモデルの目的に応じて使い分け、また目に対するレンズを設置する角度を検証することでハイカーブレンズであっても目への負担を軽減する工夫を行っています。逆に4カーブの様なレンズでもフレーム構造によって、遮光性の高いフィット感を実現しています。

レンズカーブの違い

Q. 普通のサングラスと偏光サングラスの違いは何ですか?

普通のサングラスに使用されるレンズのほとんどは、目から入る自然光を単純にレンズの濃度によって和らげることができるモノを指します。一方、偏光グラスに使用される偏光レンズはこの自然光を和らげると同時に、水面の水平方向に反射するすべての光をほとんどカットすることができる機能を持った特殊なレンズです。これによって水面のギラツキを抑え、水面下を見ることができます。
※下の画像のバーを左右にスライドさせるとその違いが一目瞭然です。

Before After         

Q. 可視光線透過率と偏光度とは何ですか?

可視光線、つまり人間の目で見えるとされる光を100%とした場合、その光をカットできる割合を可視光線透過率と言います。例えば可視光線透過率30%というレンズは、可視光線を100%とした場合30%透過する、言いかえれば70%カットするということになります。

偏光度は太陽などの光を受け、地面や水面など水平方向に反射する光を100%とした場合、偏光レンズを通すことでカットできる割合を言います。例えば偏光度90%のレンズは、反射光を100%とした場合、90%カットできるということになり、逆に10%は透過するということになります。

またサイトマスターのレンズは偏光レンズを形成するレンズ素材に特殊な加工を施すことで、目に有害とされる紫外線を99.9%以上カットすることが可能です。

可視光線透過率と偏光度

Q. レンズはどのように使い分けますか?

基本的な考え方として、ブラウン系は陰影などの「コントラスト」が出やすく、逆にグレー系は「ナチュラル」に見えるという特徴があります。また可視光線透過率(レンズの明るさ)と偏光度(ぎらつきを取る性能)はある程度トレードオフの関係にありますので、その時に重視するポイントによって選択していきます。明るく眩しい時は暗めのカラーを、暗い時は明るいカラーが基本となります。

サイトマスターのレンズマトリクス
サイトマスターのレンズマトリクス・サムネイル
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Q. レンズのコートはどのようなものですか?

サイトマスターのレンズには表裏両面にマルチコートが施されています。マルチコートとは反射防止コートのことで、それが単層のARコートではなく、何層も重ねた多層(=マルチ)のコートになっていて、しっかりと映り込みを防いでくれます。よりくっきりとした視界を見せてくれる効果もあります。いわゆるハードコートは柔らかいプラスティックレンズのためのもので、ガラスレンズには必要ありません。

サイトマスターのレンズの構造

ミラーレンズの場合は裏面のみマルチコートが施されています。(前面にはそもそも光を反射をさせるためのミラーがありますので、それを防止するコートを施す意味がありません)。またサイトマスターのミラーコートは前面の光学レンズの裏側に施されていますので、耐久性が大幅にアップしています。

サイトマスターのミラーレンズの構造

またガラスレンズはプラスティックレンズのようなレンズの変形によるコートのヒビ割れなどの悪影響が起こりづらく、光学レンズ部分だけではなく他の部分の耐久性が圧倒的に高いことも特徴の一つです。

Q. ミラーレンズのメリット・デメリットはありますか?

ミラーをレンズの表面に金属が付着したものと単純に考えた場合、レンズ内面は鏡の裏の様に、光を通さず反射してしまう現象がわずかながら発生します。この現象は自分の目が写り気になるなどの煩わしさをもたらします。またブルーなどのミラー加工は元のレンズの色を変えてしまいます(専門的には「補色」の関係と言います)。サイトマスターのミラーは「シルバー」でかつ「ハーフ(50%)」仕様が特徴です。100パーセントの反射ではないので、映り込みというデメリットを抑えつつ、唯一このシルバーミラーだけは元のレンズの色を変えずに暗くすることができます。例えばライトブラウンの色で見たいけれど光量を抑えたいという場合に選択肢となります。高度な戦いをするプロの中には魚と目を合わせないためにミラーレンズを選択する方もいらっしゃいます。

ミラーレンズのメリット・デメリット

Q. フレームはどのように選べば良いですか?

人間の顔は千差万別の形をしていますので、やはり合う合わないが出てきます。まずはレンズカーブの好みや目的に応じて選んでみてください。その中で店頭で掛け比べをして一番掛け心地の良いフレームを選ぶのが一番です。特に顔幅が合っていることは重要で、テンプルが許容範囲以上に広がってしまうとフロントにも力が加わり、レンズが歪んでしまいます。サイトマスターではノーズパッドやテンプルなどにチタン製のパーツを使用したモデルが多くありますので、フィット感をご自身で細かく調整することも可能です。サイトマスターが掛け心地にこだわるのは、快適性は釣りへの集中力を生み、集中力は釣果へとつながっていくはずだという考えからです。

フレームの違い

Q. サイトマスターの度付対応は可能ですか?

度付対応用のフレームのみの販売をタレックスプロショップにて行っております。対象モデル一覧はこちらになります。まずはお近くのタレックスプロショップまでお気軽にお問合せ下さい。
※度付で製作可能なレンズカラーについてはTALEX社のラインナップのみとなりますので、あらかじめご了承ください。

サイトマスターの度付対応フレーム

以下のリンク先ページで度付偏光サングラスの作り方をより詳しくご説明していますので、ご覧ください。

度付偏光サングラスの作り方

Q. サイトマスターの修理は可能ですか?

以下のリンク先ページで修理について詳しくご説明していますので、ご確認ください。

サイトマスターの修理について