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Bass Fishingプロスタッフフィールドインフォ 琵琶湖Part8 冨本タケル 「B.A.I.T. 第1戦&琵琶湖オープン最終戦のトーナメントレポート」

2013.12.04

琵琶湖Part8 冨本タケル 「B.A.I.T. 第1戦&琵琶湖オープン最終戦のトーナメントレポート」

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琵琶湖ガイドスタッフの冨本タケルです。今回はティムコの新製品を使って戦った、トーナメントレポートです。

まず11月16日~17日に行われたB.A.I.T第1戦。

前日プラは北湖に的を絞り、シャローからディープまでを探ってみた。プラで得た答えはシャローの魚がハイクオリティ、再現性もあり有利であるということ。その中でも、ある条件にたまっている魚のクオリティがずば抜けており、メインエリアを絞るのに時間はかからなかった。

その条件とは、越冬エリア周辺のウィードに溜まるスクール。水深1mでクリアウォーター、この時期の見えている魚の気難しさはハンパない。しかし、ここ最近の安定した天気のおかげで普通の釣りではクオリティフィッシュを仕留めるのは至難の技。

そこで見えている魚を釣る事に決めて、奴らが反応するリグを探す事に専念した。プラではミニラバに口を使ってきたので、ミニラバタックルTAVGP69CMLJともっとフィネスな1/32のスモラバ用に普段のガイドでは滅多に使わないスピニングタックルIHHS621SLJを準備して当日を迎えた。

さて、トーナメント初日。

朝は霧が酷く、視界が20m。この霧はかなりプラス要素になる。今までの経験上、霧が出た日は魚が反応しやすい。安全第1でエリアに入り、まず魚の様子を伺う。20匹くらい確認できた。霧のせいか、前日より沢山の魚がカバーから出ている。

食わせるポイントは2箇所、カバー手前にあるウィードと横にあるゴロタ。ここに魚が止まる前にキャストしておいて、ラインも沈める。そこに魚が入ったらシェイク開始。パーと3匹くらい寄ってきて見ている。しかし、食わない。プラではこれで簡単に口使ったけど、何かおかしい。このまま約1時間同じ釣り方をしてみるも、だんだん反応しなくなってきた。

このままでは釣れないと思い、プレッシャーが掛かるのを覚悟して、リーネ70SPを魚の後方にキャストして高速トゥイッチさせると、急に反応が変わり反転して口を使った!1700のナイスフィッシュ!

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これで食わせ方を見つけた。今度は横のゴロタに居る魚の後方にキャストして高速トゥイッチ。またバイト!1500g。今日の目標ウェイトは5キロ。これで3キロこえたので、エリアを休める為に次のエリアへ。

途中、プラではクリアで水温も低かったので見切った流入河川が上流で雨が降ったのかいい濁りが入り、先月の台風で流されてきた流木が溜まるエリアにもその濁りが入っている。もしかしたら魚がカバーに入っているかもしれない。早速、ミニラバBFSをピッチングで入れてみるとその1投目にラインが走った。

2キロ超えのキッカーフィッシュ!これで目標ウェイトの5キロを超えた。精神的に楽になり、残った2箇所のサイト場は温存し、最初のエリアへ。今度は角度を変えてリーネをキャストし、高速トゥイッチさせると、またしても反転バイト!1500gのナイスキーパー。これで推定6500g。

この時点で11時前だったので、明日の為にプラも兼ねてクランクを試しに行く事に。ミドルレンジにあるテトラにファットペッパースリーをキャストしていく。このクランクは引き抵抗が非常に軽く、高速リトリーブが安定して行える優秀なクランクに仕上がっている。

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この特性を生かして、テトラ周辺にうろつく魚をリアクションバイトにもちこみたい。そのテトラの切れ目に差し掛かったとき、テンションが抜けるバイト!1キロのナイスキーパーをキャッチ。これでリミットメイク。次のキャストでも1300gをキャッチ。入れ替え。ヤバいくらい全ての事がハマっていく。

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この時点で午後1時。北湖はもう触らず、1ヶ月半ぶりに南湖で釣りをしてみた。秋に強い穴を何ヵ所かまわってみたが、ノーバイトで初日終了。

結果7760gで初日トップウェイト。2位の中村選手とは約1800g差ある。2日目はなんとか3キロ釣って逃げ切りたい。しかし、二日目は厳しい展開になる事は想定していた。なぜならメインのエリアは全て水深1m前後、オカッパリアングラーからも狙えるのだ。

秋晴れの日曜日。琵琶湖畔は沢山のアングラーで賑わっている。

二日目のスタート

祈るような気持ちでメインエリアに近づくと案の定オカッパリアングラーの姿が。仕方がないのでメインエリアが見渡せるウィードを打ちながらエリアが空くのを待った。するとラッキーな事に時間潰しのつもりがこのウィードで1200gをキャッチする事ができた。キテる!

そしてオカッパリアングラーが居なくなり、メインエリアに入った。予想通りかなりプレッシャーがかかった状況で、魚が確認できない。エリアを休める為、昨日キッカーを捕った流木を狙いに行く事に。しかし、水がかなりクリアアップしておりノーバイト。

約1時間が経過したので、メインエリアに戻るとなんと今度は一般アングラーのバスボートが入っている。このエリアは諦めよう。ここで温存しておいた一番北のエリアまで走る事にした。時速80キロで約10分走りエリアに近づくと、またしてもオカッパリアングラーとバッティング。最悪なパターンにハマッてしまった。メインエリアを失い、精神的にも追い詰められた。ディープレンジの釣りに切り替えたが、リズムが狂った状況でうまくバイトまで持ち込めない。

ここで1時半になり、タイムアップ。会場前で5分時間があったので、スモラバをキャストするとキーパーギリギリの魚をキャッチ。

もう少し早く帰ってこれば。後悔先に立たず。結果2本1430g。ウェインしている選手は皆苦しんでいる模様。逃げきれるのか?しかし、初日5位だった大薮プロに700g交わされた。非常に悔しい結果になったが、いい経験にもなった。

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そして11月24日は琵琶湖オープン最終戦に参加してきました。

プラではいい感触を得られていましたが、午後からの釣果が多く時間に縛られた試合での再現性は?な感じ。

朝一は近場のウィードから。ミニラバBFS5g+ベイトフィネスクローで1バイトを得たがすっぽ抜け。先週のBAITで使ったシャローも見に行きましたが、明らかに魚が減っていて移動。今回のメインパターンは、ファットペッパースリーでのミドルレンジクランキング。メインエリアに入る前に魚に触りたかったが叶わず。その後、いきなり核心部に入りファットペッパースリーで高速リトリーブ。

数投でバイト!2500gのキッカーが入った。

これでメンタル的に楽になり、ランガン開始。なんとか2本絞り出してリミット達成。ウエイトは別にして今年一番の展開で、自分的には満点です。

結果は他が釣れてなく4位。しかも年間も4位に入れました。

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応援していただいた皆さん本当にありがとうございました。これからも頑張ります!

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使用タックル

【クランキング】
ロッド: TAVGP74CMLJ
ライン: サンラインスーパーFCスナイパー14lb
Lure: ファットペッパースリー

【リーネ70SP】
ロッド: TFGP64CLJ
ライン: サンラインスーパーFCスナイパー8lb
ルアー: リーネ70SP

【ミニラバBFS】
ロッド: TAVGP69CMLJ
ライン: サンラインスーパーFCスナイパー10lb
リール:  KTFアルデバランフィネス
ルアー: PDLミニラバBFS5g+ベイトフィネスクロー

 

琵琶湖オープン4位の原動力ファットペッパースリーのレッドホッドGタイガー。巻き抵抗が非常に軽く、皆さんの大好きな高速リーリングが超快適にできるいいクランクです。これから寒い冬がやってきますが、琵琶湖はこれからビックフィッシュシーズン到来なので、寒さに負けずフィールドに出かけましょう。きっと記憶に残る魚との出会いが待っているはずです!

 


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