こんにちは、野尻湖フィールドスタッフの宮腰です。梅雨明けはまだしていませんが、暑い日が続きますね。さて、現在の湖状況としてはスポ―ニングもほぼ終わり、回復した個体が湖全体で釣れる良い季節になってきました。これから夏に向かって厳しくなっていく野尻湖ですが、これからのシーズンにおすすめリグとタックルについて、以下の3通りを紹介したいと思います。
1．表層系
まずは夏の野尻湖と言えば虫パターンって事でシケイダーシリーズや新製品のコゼミムシを使った表層ゲームです。野尻湖東側(水道局、針ノ木)は早い時間が日陰になる場所もあるので、朝一のチャンスタイムに向かうのがおすすめ。基本的な使い方はキャストしたらゆっくりシェイクしながらリールを巻き取り、シケイダーの羽を水面で虫がもがいている様に動かします。
この釣りではPEラインを用いてロングキャストで使用する事が多いので使用するタックルはACES610SULP+J "Driftin' Special"。バイト自体は水面に派手に出ない事もありますが、ルアーが水面から消えてからしっかり合わせてあげればバットから綺麗に曲がる竿ですので、すっぽ抜けは結構防げます。
次に表層で出ない場合は、枝にラインを引っ掛けて提灯で誘う方法もあります。その場合、張りのあるタックルのLINKS64SLP+Jを使用し、ルアーを水面に付けたり離したりしてアクションさせます。この場合、派手にバイトしてくる事が多いですが、枝に引っ掛けてアクションしているためキャッチ出来ない事も多いですので、ハイギアのスピニングリールを使って一気に糸を巻き取りするなどが有効です。
2．ボトム系
朝一のフィーディングタイムが終わり、表層に出にくくなったらクリーピーエッグ34などのイモ系を使用したライトキャロライナリグの出番です。ロングリーダーでの使用となるので、タックルとしてはACES68SULP+J "Draggin’ SpecialやLINKS-SF68SULP+J "Draggin’ Special"がおすすめです。
アフター回復以降のバスの捕食するエサとしては、ボトム付近に生息するエビ、ゴリ系と中層を回遊するワカサギとなりますので、ボトムをゆっくりズル引きしたり、リフト＆フォールでスイミングさせたりとこのリグの出番は非常に多くなります。特にこれからの時期は魚が中層に浮き始めるので、引っ掛かったルアーを外した際のポーズ(止める)やリアクションでバイトしてくる場合も多いので、いつもの1投にもう少し丁寧に時間を掛けてみてはいかかでしょうか。
3．重量系バーサタイルタックル
ライトリグで何匹か釣り上げたら、やっぱりビックフィッシュを狙いたくなります。3つ目はリグではなく、重量系バーサタイルタックルです。オカッパリやボートの上だとタックルを厳選したいですよね。自分は好んでラバージグで使用しますが、これに加えてフリーリグ、青天井等の表層系、高比重ノーシンカーなどを1本で行うにはACES68CMHJやLINKS68CMHJ、 LINKS65CHJ等が出番となります。この手の釣り方では数釣りは出来ませんが、ハマれば大型のスモールマウスに出会えると思いますので、一発狙いの方にはおすすめです。
以上、自分なりに3通りのリグやタックルについてお話しましたが、スモーマウスを騙すには、動かし続けるか、または全く動かさないかを意識するだけで、釣果に差が出たりしますので、参考にして頂ければ嬉しいです。フェンウィックロッドはラインナップが豊富ですので、それぞれの湖に合わせたタックルのチョイスが出来ますので、是非思い出に残る1匹を手にして下さいね！！
それでは、避暑地の野尻湖でお待ちしておりますー。
【タックルデータ1】
ロッド：ACES610SULP+J "Driftin' Special"
リール：2500番スピニングリール
ライン：PE0.6号+リーダー6 lb.（フロロカーボン）
ルアー：シケイダーオリジン、ソフトシェルシケイダー、コゼミムシ
【タックルデータ2】
ロッド：ACES68SULP+J ”Draggin’ Special”
リール：2500番スピニングリール
ライン：フロロカーボン3 lb.+リーダー3 lb.（フロロカーボン）
ルアー：クリーピーエッグ34
【タックルデータ3】
ロッド：ACES68CMHJ
リール：ベイトリール(ハイギア)
ライン：フロロカーボン12 lb.
ルアー：重量系ルアー(キャリラバ、青天井など)
