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Trout Fishing社員ブログ 桂川の盆鱒 ロッドテストと2匹の尺ヤマメ

2018.08.31

桂川の盆鱒 ロッドテストと2匹の尺ヤマメ

このとても暑い8月にも近場でヤマメが釣りたいという贅沢な私は、ロッドのテストもかねて桂川支流へと向かった。季節はちょうどお盆。本当はもっと涼しい山岳系の川に行けば気持ちよく釣りができるかもしれないが、そうなるとターゲットは総じてイワナになってしまう。ヤマメ好きな私は汗だくになるのを覚悟で、湧水のある桂川支流へと向かったのだ。

 

運がいいことに数日前に降った雨のおかげで、渇水だった川は一転して増水状態に。薄暗い中、上流のポイントについた私は、プロトロッドに糸を通してプロトミノーを結ぶ。川へ降りていくと、思った以上にコンディションがいいので期待して釣り開始するとすぐにヒット。

 

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サイズはそこまででもないものの、コンディションのいいヤマメだ。「このペースならサイズも数も釣れるかもしれない!」そう期待に胸を膨らませていたのだが、進み始めると最初と違い反応が薄い。バイトがあってもショートバイトで、チェイスもルアーを追いきれている感じがしない。やはり増水の影響なのだろう。

 

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反応があるのも流芯よりは岩周りや岸際のスポットばかり。激しく動かすよりは若干スローに流して、ルアーをじっくり見せてやるのがいいみたいだ。いくら増水とはいえ流れの淀んだ部分にいる魚はシビアで、淵で何度か魚をかけたのだが、全て途中でフックアウト。流れの中にいる魚を釣るのが効率的みたいだ。

 

水深も流速もちょうどいいポイントに差し掛かったので、プロトのミノーを沈めていって下層でアクションさせると、ガツンとバイトが得られた。グルグルと回る魚を見てかかりどころが浅そうだったので、あまり引っ張らずに寄せる。これが功を奏したようで、キャッチできたのは尺ヤマメ。

 

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フックポイントを見て欲しい。1本だけ刺さっていて、唇の表側には針が刺さった跡がある。無理矢理引っ張っていたらと思うと、ちょっと怖くなる結果だった。激しく動きすぎないプロトミノーが、安定して魚のレンジを泳いだのでヒットまで繋がったように感じられた1匹であった。

 

このあとも同じようなシチュエーションでいいヤマメを追加。

 

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体高があった分先の尺よりパワーがあったのはコンディションの良い28cm。若干色付いた身体を見て「お盆の魚だなぁ」と感じると共に、この暑さの中でこれだけの魚が釣れるこの川にも驚きだ。

 

これで充分満足していたのだが、これで終わらなかったのが今日の私と桂川。このあと人気ポイントに立ち寄ったところ、入り口にクモの巣が張っていた。「これは誰も入っていないぞ。ラッキー!」と思い、入っていくと各所からヤマメが飛び出してくる。予想外の延長戦に、ホクホクの私が何匹か釣ったところで黒い魚がルアーを襲った。イワナが釣れるなんて珍しい。黒い魚を見てそう思っていた私を驚かせたのはこの魚。

 

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まさかのヤマメ。この時期にこの体色が出ている魚が釣れて驚いた。サイズもちょうど尺。秋のサビとは少し違うし、夏の色付きとも違う。渇水の影響でこのように黒っぽい茶色に変化していったのだろうか。なんにせよ色々な意味で予想外の魚が釣れて大満足の釣行となった。

 

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ロッドのテスト的にもだいぶ進んできた。改善点も見えてきたし、もうすでに合格点な部分もある。かなり高いレベルまで完成してきているのだが、まだまだテストが必要だ。ルアーもこれだけの釣果が出る完成度にはなっているが、細かい部分まで考えるとまだまだ。どちらのアイテムも次の段階に進むのが楽しみである。

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT-59ML-2プロト
ライン:PE0,8号×フロロ5lb
ルアー:2019年プロトミノー

 

スタッフ田崎

 


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