以前から行きたかった海岸沿いの単独河川に釣行。放流も無い小さな川ではあるが、特徴のあるヤマメが以前は釣れたらしい。堰堤や、釣り人による他河川からの移植で特徴も薄まってしまったらしいが細々と血脈を保っているそうだ。
入渓すると、ここ最近の豪雨やら台風やらで川が荒れている。よさげなポイントには倒木が・・・何故に良さそうなポイントにピンポイントで倒れるのだろう・・・。
躱しながら歩くのも大変だ。救いは倒木が無ければ比較的歩きやすい渓相と言う所か。
水深が浅いこともありスタートはとりあえずラクス50S。ポイントを打って行くも中々反応が無い。やっとバイトがあったと思ったら直ぐにフックアウト・・・気を取り直して進んでいくも反応が薄く、チェイスしてきてもバイトまで至らない。やっと口を使ってもばらしの連発。スピードをゆるめると口を使うが今一乗りきってない。止めると浅いだけあってルアーが踏ん張らずに倒れてしまうので見切られる。
そこで着底しても倒れないルレイ62Sにチェンジするとあっさりとフッキングしてくれた。釣れたのはな小型ながらも綺麗なヤマメだ。アップで投げてほぼ流れに同化させてチョンチョン誘うのが良い様子。
その後も要所要所で反応が出てヤマメやイワナを追加。どれも綺麗な魚体。
大きな石は無い川で、ちょっとした深みやくぼみにひっそりと付いているようだ。
この日は小雨だったので早く上がろうと思っていたが、後半はそれなりに反応も多くなり時間を忘れて釣り上がってしまった。中々長い川筋で、まだまだ先はあるのだが、倒木で水が溜まっていていきなり鉄砲水と言うのも怖いので途中で退渓することにする。川通しで戻ったが思ったよりも時間がかかってしまった。
放流の無い河川なのでさすがに魚は薄いと感じたが、釣れる魚はどれも満足できる綺麗な魚体。近年多い集中豪雨等にも負けずに何時までもこの血脈を保っていてほしいと感じた釣行だった。
【タックルデータ】
ロッド:フェンウィックGFS50SL-5J
リール:カーディナル33
ライン:PE0.6
リーダー:アクロンLDLフロロティペット 4X
ルアー:ルレイ62S
ティムコスタッフ 本多