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Trout Fishing社員ブログ 福井の渓とイメル好きな魚たち

2020.08.24

福井の渓とイメル好きな魚たち

梅雨の合間に九頭竜川水系に行ってきた際のことだ。雨の影響でどこの河川も増水気味。九頭竜川水系もあらゆるポイントで増水の具合がうかがえ、1日だけ竿を出した本流規模のポイントも増水気味で、あまり良い釣果には繋がらなかった。翌日も半日、本流規模の河川に挑戦したものの、いまいちパッとせず。気分転換も兼ね、ポイントをガラッと変えて渓流へと向かった。

 

増水気味だったので、ウエイトのあるラクス60Sから釣りをスタート。人の足跡もなく、ポイントもいかにもといったポイントが続くのだが、いっこうに反応がない時間が続く。カラーを変えても、スピードを変えても、レンジを落としてみても反応が変わらない。どうしたものかと悩んでいたのだが、知り合いの地元アングラーがイメル50Sでよく釣っていたのを思いだした。

 

イメル50Sを結んでみることに。釣りのテンポは変えないまま釣り進んでいくと早速アマゴがヒットしてくれた。

 

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不思議とチェイスやバイトが急に増えてきた。たまにこういったことがあるのだが、1つのルアーにしか反応しないのだ。泳ぎなのか何なのかとても不思議で、ぜひその違いを魚に直接聞いてみたい気持ちになる。ポツリポツリと反応を拾いながらしばらく進むと、堰堤にたどり着いた。

 

【大場所=ラクス60S】というパターンが自分の中にあるので、ルアーをラクス60Sにチェンジ。ルアーをボトム付近まで沈めていき、隈なく探るものの反応がない。ルアーを再びイメル50Sに変えてみると同じトレースコースで、レンジが上にもかかわらず竿が絞り込まれた。上がってきたのは尺を少し超えるイワナ。

 

2

 

きっとよっぽどイメル好きなのだろう。ラクスには見向きもしなかったのに、どんな要素に反応したのか本当に不思議だ。堰堤の上からの区間はガラッと渓相が変わり、岩が大きくいかにもイワナの川といった感じだ。プロトのミノーを持っていたので、使ってみたものの反応はイマイチ。わざとプロトのミノーの後にイメル50Sを投入してみたのだが、これが驚くほどに反応が違う。シーンとしていた淵から突然尺イワナがヒットしてきた。

 

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ここの川の魚はどこまでイメルが好きなんだろうか…。わざとこうやってプロトの後にイメルを投入するような釣りをして、違いを見ているのだが注意事項が一つ。それはストーキングだ。同じポイントに対して何度もルアーを投げるだけでもプレッシャーがかかってしまうので、人の気配はできるだけ察せられないようにし、できるだけあとから投げるイメルに反応してくれるように気を使った。

 

そんな中、珍しく距離のある平瀬が現れた。堰堤の上からめっきりアマゴの姿は見られなかったのだが、なんだかアマゴ向きの流れの気配がする。アプローチの際のルアーを動かすスピードを今までより上げてみると、2匹の魚がチェイス。1匹は円柱風な体形でイワナっぽい。もう1匹はなんだかシャープな体つきでアマゴっぽい。

 

さらにリトリーブのスピードを上げてみると、ルアーに追いついた後者が食いついてきた。ファイトの質も一目瞭然でいいサイズのアマゴだと確信。

 

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夏色をまとった9寸。個人的に一番好きなタイプのアマゴかもしれない。この後はアマゴの姿はぱったりと消えてしまい、イワナが連発。さらなる堰堤に遭遇し、その上の区間は平瀬が続く区間だったものの、イワナだけとなっていた。夕方までイワナ釣りを堪能して、ふと空を見上げるとすっかり夏の空。

 

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それにしてもここまでルアーの違いで反応が顕著に変わるのは不思議だった。それにしてもこの川の魚たちよ、どこまでイメルのことが好きなんだい君たちは。

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT-59ML-2
ライン:PE0.6号×フロロ5lb
ルアー:イメル50S各色

 

スタッフ田崎

 


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