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Trout Fishing社員ブログ 雨の恩恵はどこへ?

2017.06.27

雨の恩恵はどこへ?

念願の雨が降った今週は、本流ヤマメを狙って渡良瀬川へと向かった。今回は珍しく友人とのコラボ釣行だ。雨後の水量ならばあのポイントがいいはず!と目論んで長い瀬の続くポイントへ向かった。

 

朝を迎えると、雨あとにもかかわらず相変わらず渇水状態の本流。この水位では狙いのポイントに大きな魚はついているのだろうか・・・。心配になりながらも大物に狙いを絞りシュマリ67Fからスタート。瀬を釣り降っていくものの反応が無いうえに、水量が少ないので67Fでは遊泳力が高すぎるように感じた。

 

ここでシュマリ50FSにルアーチェンジ。底石が多いので、根がかりしないように中層を泳がせるイメージで流していく。渇水なので、滔々と。とは言いづらいが、流れる瀬の中で水面に小さな変化が見られる箇所でトゥイッチを加えるとロッドが絞り込まれた。

 

Tasaki01

 

 

狙いのサイズとは程遠いものの、朝の一匹目が釣れてひとまずホッとした。このあと、友人に本命らしき大物がかかったものの、残念ながらバラシてしまった。

 

予想よりも渋い状況の中、ルアーをライトニングウォブラーにチェンジ。流れの中で泳ぐスプーンに時折小さくアクションを加えてバランスを崩させる。バランスを崩させたあとに意図的にフォールをさせるのだが、そこで根がかりをしないようにラインスラッグを回収する。意図したその瞬間にヒットしてくれた魚は若干のサイズアップ。

 

Tasaki02

 

 

カラーは最近お気に入りのニッケルハハハ。厳しい時にはこの光らないカラーが利く気がするのだ。10時前までにこのサイズを数匹釣って本流をあとにした。

 

本流ヤマメを狙った目論見が外れてしまい、友人と二人で困った顔をしながら向かったのは県をまたいだ栃木県の渓流。お昼を過ぎて朝イチ組が退渓したタイミングを狙って川へと入っていった。雨が降って多少の増水の後は見られるもののこちらも渇水。雨あとにも関わらず、少しさびしく感じる水量だ。

 

ポツリポツリとチェイスがあるものの、かなりシブい感じで先行者の足跡もあちらこちらに見られる状態。友人が綺麗なヤマメをキャッチする中、自分にはなかなか釣れずに焦りを覚えながら、シュマリ50FSでようやく最初の一匹が釣れてくれた。

 

Tasaki03

 

 

口の脇にちょこんとかかったフックの状態から当日の厳しさがお分かりいただけるであろうか。バイトがあっても手前に寄せるまでにバレてしまったり、ルアーとの距離を一定に保ちながらルアーを観察しているような魚ばかりだ。そんな中、一番良さそうな瀬から魚が出てきてくれた。

 

Tasaki04

 

 

綺麗な模様に、側部の鮮やかな色。それにグラマラスなボディ。夏の香りを匂わせる素敵なヤマメだ。この魚もフッキングが浅いのが水中でわかっていたので、ファイト中にバレてしまわないかととてもヒヤヒヤした。

 

これを機に反応がよくなるのではないかと、淡い期待をしていたのだが、状況は悪化するばかり。とうとうチェイスも見られなくなり、友人と二人でお手上げ状態。暑さと釣れなさ加減で気が滅入りそうになりながらも、一匹に会いたい一心で進んでいく。そんな中、なんてことの無い浅瀬で一瞬だけルアーを追う影が見えた。この機を逃すまいと、次のキャストでは魚が着いているであろうスポットで激しくシェイキング。狙い通りヒットに持ち込めた。

 

Tasaki05

 

 

苦労の末に出会えたのはヒレの大きなイワナ。一度反応させた魚を別のアプローチでヒットに持ち込めると、魚種サイズ問わずに嬉しいものだ。このあとは魚の魚信を得られずに終了を迎えた。今回は雨の恩恵が皆無に思えてしまった釣行になってしまった。もう一雨降ったあとが次のチャンスになるのだろうか・・・。

 

【渡良瀬川タックル】
エンハンサーカスタムHS72
シュマリ67F、シュマリ50FS、ライトニングウォブラー7g

 

【渓流タックル】
エンハンサー58ML
シュマリ50FS

 

 

スタッフ田崎

 


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