Trout Fishing記事 | ティムコ

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Trout Fishing社員ブログ カラーローテーション

2023.09.22

カラーローテーション

写真1

 

「色は気にしない」と言う人も居るが、話をよく聞くと「あ~、その考えなら、それもあるよね」(これはまた別で書くつもり)となる事もあるが、個人的な結論から言うと「差はある」と思う。一番確認しやすいのは管理釣り場。同じルアーで違う色を回していくと、同じスピード、同じレンジで引いても明らかについてくる数、ヒットする数が変わる事を多く経験しているし、渓流でも同じ経験をしている。

 

ジギングで遠征に行った時(確か奄美)は、水深50m~150m程で度釣ったのだが、金、黒系のみジグを持っていた人間だけ釣れた。他のシルバー系、パール系はアタリすら出ない。不人気カラーの金、黒系だけ本当に釣れて、持っていない人は釣れずに涙を流しながら帰宅したと言う事もあった。バスの時も同じワームで使っているのに何故か持っていない色で隣にやたら釣られたり・・・そう言う経験をすると決して「色によって差は出ない」とは言えない。

 

そうなると「どうカラーローテーションすればよいのか?」となる。昔から光量が少ない時は金、日中はシルバーとか濁ったらパールとかシャート。濁ろうが、クリアーだろうがシルエットをはっきり出したい時は黒とかあるが。はっきり言って自分は「気分」だ。お魚に聞いてみないと分からないので、今までの経験から来るカンに頼る。なので一番初めにキャストする色はその日の気分になる。さらには年によってマイブームが変わるのだ。

 

この一番初めにキャストした色からどう変化させて行くかがアングラーそれぞれで、これは自分で経験するしかない。そうなるといきなり話が終わるので、ラクスやイメルに使っている色を自分がどう考えて使っているのかを書いたので参考にしてほしい。

 

色の認識

 

ヤマメ・・・テネシーだとフラッシングが強い、ベリーの蛍光色等、刺激色が違うかなと思う時に登場することが多くなった。以前は一番初めに出していたが・・・マイブーム終了。

ヤマメ

 

ハクヤマメ・・・ローライト時が多い。アカキンとかよりもちょっとフラッシングを押さえたい時に登場。日中でもシルバー系がちょっと違うなと思うと使う事も多い。個人的には地味な金と言う認識。

ハクヤマメ

 

ライムシャートヤマメオレンジベリー・・・釣り人的に派手な色で良く見え、魚的にもアピールも強い。活性の高い魚をちゃちゃっと釣りたい時、とにかく反応を見たい時に登場。テネシーと並んで初めに登場することが多い。

ライムシャートヤマメオレンジベリー

 

テネシー・・・万能選手。ローライト時、ハイライト時とか濁りとか関係なくとりあえず登場。ちょっと金の入ったショルダーと銀のボディーが、黒の背中でキラキラと激しく明滅。お腹の蛍光オレンジで程よいアピールとなっており、最近は一番初めに使う事が多い。困ったらテネシー。

テネシー

 

アカキン・・・ローライト時や、レインボー狙いとかシルバー系で反応しない時に登場。光が弱い時のアカは地味なので、ちょっと派手に行きたい時はオレンンジベリーのアカキンをチョイス。ふとした時に使うと何故か釣れることが多い気がする。

アカキン

 

パールアユ・・・何故かパール系に反応する時があるので、他の色に反応が悪い時や、釣れていても「とりあえず一回投げて様子を見る」時に登場。濁りが入っている時も良く投げる。ダメな時はクロヤマメに移ることが多いかも。

パールアユ

 

クロヤマメシルバーパーマーク・・・濁っている時でも膨張せずにシルエットだけになりコンパクトに見せられるのが黒。シャート、パールなど(所謂、膨張色)で今一の時とかに登場。クリアーでもスレ気味かなと感じた時には投げる事が多い。水中を流れる虫系を意識する時も使う。その時はとにかくゆっくりとチョンチョンと動かし、漂う虫とか怪しいものを演出。

クロヤマメシルバーパーマーク

 

シャートヤマメシルバーパーマーク・・・バッタとか芋虫とか、魚が虫を意識しだす時には初めに登場することが多い。水が濁り気味の時にこちらかも、魚からも見えやすいかなと思う時にも登場。バッタとか芋虫さんとか陸生昆虫が増えてきている時に、なんとなく一番に登場することもある。

シャートヤマメシルバーパーマーク

 

ハバネロシャート・・・ライムシャートヤマメほど派手にしたくないが、良くルアーを見て釣りたい時にテネシーの代わりに登場。使用頻度は高い。

ハバネロシャート

 

 

チェンジのタイミングと色の順番

 

基本的に追っかけてくるけどフッキングまでいかないとか、まったく釣れない、反応が悪い、フッキングしてもバラシが多い時にチェンジ。大体自分のパターン的には下記が多い気がする。

「テネシー ⇒ ライムシャートヤマメオレンジベリー」等まるっきり逆にして様子見。ここから「ライムシャートヤマメオレンジベリー ⇒ ハバネロシャートor シャートヤマメ」とかシャート系を入れているもので違う色をためし、ダメなら黒とかパールホワイトとか、一回テネシーに戻すとかヤマメとか、金ベースにするとか。

 

反対ではなくテネシーから変化させて行くこともある。

「テネシー ⇒ ヤマメ」でキラキラさせるけど蛍光色を排除したものにする。もしくはアユⅡ等光沢を押さえたものを使用。その後は「ライムシャートヤマメオレンジベリー ⇒ ハバネロシャートor シャートヤマメ」に移行し、パール系、黒系などを使用。

 

あくまでこれは自分の目安で、細かく考えてしまいすぎるとドツボにハマるので、程々に考えてチェンジしている。釣れている時でも「色をチェンジするともっと釣れるかも」とチェンジして成功する時もあるし、失敗する時もあるので現場で判断するのが一番。長い間釣りをしていると自分のパターンが確立されてくると思うので、やはり最終的にはその人の好みになると思う。

 

スタッフ 本多

 


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