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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ 水沼智宏 「秋ヤマメを求めて」

2017.10.10

水沼智宏 「秋ヤマメを求めて」

10月に入り、一部地域を除いて渓流シーズンも終了となりました。トラウトルアーマンにとっては寂しさもありますが、今シーズン出会えた魚を思い返してみたり、また来シーズンはどの時期にどこに行こうかと思いを巡らせている人も多いと思います。

 

9月下旬は秋化粧したヤマメに逢いたくて、宮城県内各河川を巡りました。河川によって状態は微妙に違い、夏の雰囲気が残る魚が元気にルアーを追い回す川もあれば、産卵を意識していて、虫やルアーに見向きもしない川もあったり、その川ごとに釣り方や立ち位置、ルアーチョイスやレンジなどを微妙に変えながら釣りをする事が大事です。

 

①

 

私はこの時期、特にボトムを意識した釣りを心掛けていて「シュマリ50FS」をメインに使用しています。ラインスラックを使ったりロッド角度やリーリングスピードを変えてボトム付近で横方向だけでなく、縦方向のアクションも使いながら気難しくなったヤマメを攻略するためです。またキャストの正確性も大事なので、ロッドもキャストが決めやすいエンハンサーEH48L-4を使用しました。

 

アプローチは結構重要なポイントで、立ち位置は普段よりも5歩程度遠くしています。これは瀬尻に着いている魚もいるためです。これらを意識しながら釣りをしていると、思ったとおり綺麗な秋ヤマメがシュマリ50FSで釣れてくれました。

 

②

 

秋ならではの彩りのヤマメ。体高もあり、素晴らしく引いてくれました。見惚れるくらいに綺麗な魚だが、産卵も近いので急いで撮影し、リリース。

 

③

 

ほぼ同時期に釣ったヤマメ達ですが、川の違いや水量や水温などの違いで様々な色彩を見せてくれました。腹が張った魚も数匹見ることができ、無事に産卵して子孫を残して欲しいなと思います。

 

④

 

今年の宮城は、8月の長雨の影響で、常に水量が多くダムも満水状態で魚の動きを掴むことが出来なかったのですが、終盤でようやく魚に追いつくことが出来たような気がします。また一昨年の豪雨でダメージを受けたと感じていた川でも魚影を確認できたり、いろいろと得るものの多いシーズンだったと感じています。

 

またヤマメに出逢えるのは半年先。秋ヤマメに逢えるのは1年先にはなりますが、また来年出逢えるのを楽しみに禁漁期間を過ごしたいと思います。

 

【タックルデータ】
ロッド:エンハンサーEH48L-4
ルアー:シュマリ50FS
153 HIRO-SPファイヤータイガー
195 HIRO-SP HGテネシー+
198 HIRO-SPアユ+

 


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