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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ フィールドモニター門脇赳徳 「虎山女魚の渓」

2019.08.08

フィールドモニター門脇赳徳 「虎山女魚の渓」

8月に入りいよいよ夏真っ盛り。釣行時も熱中症には十分気をつけて楽しんでいきたいものですね。夏といえば鮎釣り。

 

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この追い星眩しい鮎を見るために私も鮎釣りを楽しんでいます。暑い日は鮎。そして雨が降れば渓流へ。そして今回は雨のタイミングで渓流へと向かう。自宅から15分程の沢なのだが、昔からヒョロ長いパーマークの山女魚がよく釣れるので勝手に虎山女魚の渓と呼んでいるのだが、果たして今回も出逢えるのだろうか?

 

今回の釣行は一番下の区間から入渓する。今年の秋田は熊の出没が相次ぎ、もちろん山の中に入っていくこの釣りでは尚更遭遇率も上がってしまうので対策はしっかりとしたい。熊鈴も1つくらいぶら下げて行くだけでは威力が弱いので、違うサイズの鈴を2〜3個つけるのがオススメ。あとは遭遇してしまった時のための熊撃退スプレー。こちらは自分が風上にいる時にしか使えないのが難点だが持っていて損はないと思う。実際に遭ってしまった時は風がどうとか、そんなことは考えてる余裕もないとは思うが…。

 

準備万端で川を歩くが、よく見ると先行者の足跡がある。やけに反応がないなとは思っていたが予想していた通りだった。ここはさっさと見切って上の区間まで移動した方がよさそうだ。

 

2つ区間を飛ばして上の区間へと再入渓する。しかしこちらも反応がとても薄い。次第に強まる雨も相まって少し萎え始めていたが、対岸に覆い被さるボサの下へイメル50Sを撃ち込むと待望のヒット。

 

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今日の1匹目は綺麗な岩魚だった。オレンジの腹がこの沢らしい1匹だ。釣れないし雨はどんどん強くなるし、もう帰ろうかとも思ったがとりあえず続行することにした。試しに同じポイントへもう一度イメルを撃ち込むとまたもやヒット。

 

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小ぶりながらも側線に沿って鮮やかな赤のライン。そして言われてみるとパーマークがちょっとだけヒョロ長い…かな?ササッとリリースして次のポイントへ。ヒラキになっているところの水深が若干深くなっていて「ここはいるでしょ〜」とイメルを通すと黒い影が襲いかかる。この沢ではMAXに近い27cm。しかし、これも虎山女魚ではない。「いいサイズなんだけどな〜」と苦笑いしながらリリース。

 

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「虎山女魚はもう居なくなってしまったのだろうか?」そう思いながら遡行していくと魚止めの堰堤に到着した。ここは水深もあるのでシュマリ50FSに切り替えて沈めながらのアプローチ。するとポンポンと連発。そして最後にやっとそれに近い山女魚が釣れた。パーマークがヒョロ長く、ツヤ感が一段と強い。尻尾側のパーマークは繋がっていて独特な形をしていた。

 

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「虎山女魚捕獲成功ということでいいのかな?」なんて思いながらリリース。「いつかはここで虎柄の尺山女魚を…」と思ってはいるが、果たしてそれはいつになることやら。また雨が降ったら行ってみようじゃないか。

 

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【タックル】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT59ML-2
リール:カーディナル33
ライン:PE0.6号+フロロ6lb.
ルアー:シュマリ50FS 199HIRO-SPハバネロ+、イメル50S 004HIRO-SP MHハバネロシャートⅡ

 


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