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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 アンダーハンド新作DVD・渓流&管理釣場編

2014.01.24

アンダーハンド新作DVD・渓流&管理釣場編

今月、アンダーハンドの新しいDVDが発売となります。今回のDVDはアンダーハンドとオーバーヘッドを組み合わせた#3ロッドでの渓流(岩手のイワナ、ヤマメ)と#3、#5ロッドでの管理釣場(白河フォレストスプリングスでのブラウン、レインボー)の釣りです。シングルハンドのみで基本の動作はもちろん、ダブルホールのコツや釣り上り用キャスト、また初心者が経験する失敗例なども解説しています。

DVD アンダーハンドキャスト 渓流&管理釣場編
アンダーハンド新作DVD・渓流&管理釣場編

アンダーハンドを始めた人が、まず初めに試すのが管理釣場であることやその次に渓流の釣りに行くことが多いと思われることから、このステップで実釣に役立つ方法を解説させていただきました。アンダーハンドキャストと言うとダブルハンドのイメージが強いと思いますが、もともとはシングルハンドからスタートしました。約60年前にシルクラインをカットしてヘッドを作り、モノフィラのシューティングラインにつなげて木の下のブラウンを釣ったのがスタートです。シューティングヘッドという言葉は当時なく(後に誰かがつけた名前のようです)言葉のイメージからハイスピードで飛んでいくラインと思えますが、当初の目的はフライラインをストレートに飛ばしたいということでした。

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一般的なフライラインは近距離ではストレートにすることは簡単ですが、少し距離を出すと下がりやすい傾向があるため、フライを狭い空間に入れることが難しくなることや、ラインがフライよりも早い段階で水面に落ちて、結果フライにドラグが掛かりやすくなるという現象が生まれます。そこでラインをカットして新しいシステムにしてストレートに飛ばせばうまく魚が釣れるのではないかと考えたわけです。このヘッドによるストレートラインは渓流で使っても有効でフライにドラグが掛かりにくくなり、魚を釣りやすくなるというわけです。ヘッドと言っても渓流用アンダーハンドラインの場合ランニングラインのガイドとの摩擦抵抗を大きくして(太くして)いますので飛んでいくラインはかなりゆっくり飛んでいきます。

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さらにバックスペースをほとんど必要としないため、サイドに回り込むなど立ち位置が自由になり(渓流ではサイドに回り込むと背後はほとんど木や草のことが多くなります)、ドラグフリーがより簡単にできるポジションに入れます。またオーバーヘッドに比べフライの移動距離が半分以下になるためラインスピードをかなり遅くでき、フライを超ソフトに落とすことが可能となります。アンダーハンドを取り入れてオーバーヘッドと組み合わせて渓流を釣るととても新鮮です!また最近多い、バックスペースのない管理釣場でも面白く感じていただけるかもしれません!興味のある人は是非ご覧ください。

撮影地 渓流:岩手自然河川 管理釣場:白河フォレストスプリングス

近藤記


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