8月末に日光湯川を訪れた。湯川はブルックトラウトのいる川でフライマンにはかなりの人気河川だ。8年ほど前に一度だけ訪れたことがあったが、その時はT君に連れられて、河畔林に覆われた湯川でアンダーハンドが可能か試すのが目的だったので、釣りは少ししかしなかった。もちろんその時の結果は満足いくものだった。
今回は事前にOGGYさんに釣り方を聞いたり、本を読んだりしてブルックトラウトの性格を理解した上で釣りをした。ブルックトラウトは、性格はイワナに近く、物陰が好きで障害物周りをかなりタイトに狙うといいとのことだ。また大き目のフライがよく、時間をおけば、一度釣れた魚も再び出ることもあるらしい。
ニューシグネイチャーの2番ロッド288にラインはOH&DヤマメWF3F、リーダーはOH&Dシングル11ft5Xのバットをカットして6ftにして5Xティペットを70cmほどつなげた。GASS288はオプティストリームの2番で設計されているが2番は現在生産していないので、その重量と同じヘッドのラインがOH&Dヤマメの3番ということだ。1番手上げているということではないのでよろしくお願いします。
さて釣りは先行者が4名もいてびっくりしたが、OGGYさんから問題ないと聞いていたので湯滝の直下からやった。かなり狭いポイントが多いが、最小限のスペースがあればロッドを振らずにラインをロールさせることで狭いスポットにフライを届けられるので8.8ftで問題ない。予習通り、障害物周りを攻めるとすぐにフライにアタックしてきた!さらにマシュマロカディスでもっと岸ギリギリに攻めると29cmが釣れた。ロッドはかなり曲がりたくさんの観光客を呼んでしまった(笑)
フライは10番のフォームフライのほか12番のマシュマロカディスを試した。これがとても効果的で、しばらく試したが、何でもないところでも水面で軽くフラッタリングさせると次々と飛び出してきてびっくりした。さらに白いマシュマロ&CDCで深みの対岸の巻きに長くフライを置いていたら25cmほどのホンマスが掛かった。
このほか倒木周りでは掛かった直後かなりの確率で潜られたがGASS288はかなり柔らかい割には魚を浮かせてくれた。キャストではキレがあるが魚が掛かるとかなり深く曲がり魚の動きに吸い付くように追従していくロッドだ。さてキャスト距離は数mなのでタックルはどんなものでも通用するがバックを取らないアンダーハンドが有効なポイントはたくさんあった。今回はきれいなブルックの写真を撮ることができてよい釣りとなった。
近藤記