Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2015.06.02

結果オーライの朱鞠内湖

今年も5月27日(水)から29日(金)の2泊3日で朱鞠内湖に再びイトウを狙いに行ってきた。本当ならば水位が低いもう少し早い時期に行きたかったのだが、仕事の都合でここでしか休みがとれずに去年と同じタイミングになってしまった。特に今年は4月の終わりには湖が全面解氷したため、この時期だともう遅くなっているのではないかと不安だったが、行ってみると5月の半ばには強風で湖全域が濁ってしまい今一つだったのが、ここ一週間ほどで濁りがとれてきて良くなってきたとのこと。結果として良い時期に当たることができたようだ。

 

但し、今回も釣行2週間前に人生初の尿管結石となりこの釣行中も痛み止めを服用していたり、空港近くで借りたレンタカーが100mも進まないうちにパンクしたり、初日にウェーダーがまたも水漏れで足がずぶ濡れになったりと、去年と同じように運が悪く、今回は一匹も釣れないのではないかと不安になっていた。

 

photo1

 

初日は湖の最奥部にある岬に渡船してもらい昼過ぎから釣りを始めた。このポイントは初めてなのでまずはある程度広く探っていると、暫くして最初のヒット。大きくは無さそうなので速やかに寄せてキャッチしたのは44cmのアメマス。本命ではなかったが取り敢えず最初の魚をキャッチできて一安心。その後は暫く反応が無かったが、18時過ぎに風の当たっているブッシュの際で再びヒット。グングンと首を振る感触半年ぶりのイトウと確信し、ロッドの曲がりからまあまあのサイズのようなので、ブッシュに入られないように慎重に誘導して寄せると70cmは欠けるかもしれないが60cm後半は十分にありそうな赤みがかったイトウだった。しかしネットを出してさあという所で「ポロッ」と外れてしまい痛恨のバラシ。引きは十分に楽しんだが結局この日にキャッチしたのは最初のアメマスだけだった。

 

photo2

 

二日目は船着き場からあまり遠く無い岬の先端。この岬も初めてなので広く探っていくが、朝の内はあまり風が安定せずにノーヒット。11時頃にやっと南風が強まってきて岸近くに潮目が出来たところで直ぐにヒット。45cmのアメマスと40cmを超えていそうな大きいウグイが連続で釣れたが、その後は潮目が消えてしまい再び沈黙してしまった。この日は朝4時出船だったのでさすがに眠気に勝てず湖岸で昼寝をして16時過ぎに再び再開。風が正面から当たっているが濁りの出ていない場所を攻めると直ぐにヒット。ロッドの曲がりと首を振る感触から良型のイトウと確信したが、残念ながら直ぐに外れてしまった。しかしそのすぐ後に45cmのアメマスをキャッチし、さらに再びアメマスがヒットしたと思いながら寄せてくると意外とロッドの曲がりが大きい。もしかしたらイトウが追い喰いしてそのままこちらに向かっているかもしれないと、念のため追い合わせを入れて寄せてくると、リーダーが見えた辺りで急に暴れ出した。その力強さに間違いなく本命と確信し、慎重に寄せようと思ったが、昨日の「ポロッ」を思い出して時間を掛けずに強引にネットに入れた瞬間にティペットが切れた。幸い魚はネットに入っていて何とかキャッチ出来たのは70cm位のイトウだった。(昼寝の時にメジャーの入ったケースを外して置き忘れていたので、正確ではないがネットの内径の70cmには届いていた。)

 

photo3

 

このポイントはまだ魚がいる感じだったので、その後もポイントを休ませながら探っていくと再び18時過ぎにヒット。今度も最初は首を振らなかったのでアメマスかと思っていたが、近くにきてからの力強い引きにイトウと確信。今度は少し余裕を持ってキャッチしたのは、さっきよりは少し小さいが太くてコンディションのいい61cmのイトウだった。

 

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最終日はもう何度もやったことのある島に渡船。ここはポイントが大体解っているが、朝の内は風が弱く、8時過ぎに風が吹き出してきて弱い潮目が出来た時にようやくヒット。大きくは無いのでアメマスかと思って寄せてくると、小さいながらもイトウのようだ。キャッチしてみると40cm強のかわいいイトウだった。

 

その後、直ぐに潮目が消えてしまい、風が強くなってきても潮目が出来ないので、前日の夕方と同じように風が当たっていて濁りが広がって無い場所を広く探っていくと、帰りの船が迎えに来る1時間少し前。12時50分頃に再びヒット。これもまたアメマスかと思いつつも一応追い合わせを入れて寄せてくると、大きくは無いが足元でサイズの割に力強く抵抗したのは51cmのイトウだった。

 

photo5

 

今回の朱鞠内湖釣行も最初は不運続きで、二日目の昼過ぎまでは初日のバラシのみで終わってしまうのかと不安だったが、サイズはまちまちだが毎日イトウの反応はあって、結果として十分楽しめた遠征となった。今回はシングルハンドの出番が少なかったのが心残りだが、それは次回以降の楽しみとして、今回も良い思い出をくれた朱鞠内湖に感謝して帰路に着いた。

 

【タックルデータ】

ロッド:LOOPクロスS1トラベルダブルCRO8132-6MF
リール:ダニエルソンXLW・8-12
ライン:SA STダブル OH&D ST29G/8S(1/2)945811
リーダー:TIEMCO OH&Dシンキングリーダー ダブル 14FT 02X直結
     または OH&Dリーダー ダブル 14FT 02X直結
フライはいつものTMC202SP#2にキールに巻いたフラッシュストリーマー

 

 

OGGY

 

 


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