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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ フィールドモニター門脇赳徳 「ドシャローのサクラマス」

2019.04.10

フィールドモニター門脇赳徳 「ドシャローのサクラマス」

いよいよ秋田県桜鱒解禁を迎え、既に各方面からたくさんの釣果が聞こえてきた。解禁日は川に立つことができず、平日の短時間釣行も空振りに終わり悶々としながら迎えた最初の週末。2〜3日前に降った雨の影響で増水し、それが収まる絶好のタイミングでの釣行となった。「解禁からひたすらに叩かれまくった魚も動き、川の状態もリセットがかかっているはず」と狙いを定めてポイントへと向かった。

 

夜明けとともにキャストを開始するがガイドが凍る。4月とはいえ朝はまだまだ寒い・・・「ナイロンラインにしておいてよかった・・・」と凍ったガイドを溶かしながら狙いの障害物周りを集中的に探る。しかし、ここでは一度だけコツンとルアーが小突かれただけでそれ以外は何もなかった。粘っていても時間がもったいないと判断し次のポイントへ。

 

しかしそちらでも反応はなく、またもや早々に見切る。3箇所目、4箇所目とテンポよくランガンしていく。次のポイントは瀬からの落ち込みが絡み、いかにも遡上途中の魚が一旦止まりそうな場所なのだが、水深があまりないせいか釣り人をなかなか見かけない所だ。着き場は3つほどあるがどれも水深5〜60センチしかない。まずはシュマリ110Fを送り込む釣りで探る。強い流れに入れてドリフトしながらピンに送り込むこと僅か数投。モソッ…とした違和感にアワセを入れると待望のヒット! しかし、これは数秒後無念のバラシ。少しだけアワセが遅かったかもしれない。

 

「せっかくのチャンスが…」しかしここでへこんではいられない。「まだいるかもしれない」とルアーをシュマリ95Fにチェンジ。先程とは別のピンに送り込み、小さくジャークを入れると再びヒット! 一面ドシャローのポイントは、底に枝やらゴミが沈んでいるので流暢なファイトはしてられない。だがヒットした魚は流れに乗って凄まじい走りを見せる。ロッドをしっかり曲げ込んで応戦し、徐々に流れから引き剥がし誘導。ロングロッドは魚の誘導もしやすく曲がり代もあるので安心してファイトできる。途中、大ジャンプを見せてヒヤッとする場面もあったが無事ランディング。

 

k1

 

尾鰭の付け根の太さと幅の広い尾鰭を見ると先程の暴力的なファイトも納得だ。

 

k2

 

サイズは61センチ。幸先のいいスタートに自然と笑みがこぼれる。

 

その後3箇所を回りキャストを続けたが、最後のポイントで惜しくもバラシ・・・今回の釣行ではショートバイトが目立った。叩かれてスレているのか、水温が低いせいなのか、それとも私の腕が悪いのか…いずれにせよ課題の残る1日となった。次回はしっかりと状況にアジャストした釣りを展開していきたいと思う。まだまだシーズンはこれから。あまり気張らずのんびりと楽しんでいきたい。

 

k3

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカスタム アグレッシブプラッガー EHC-HS96
リール:セルテート2500
ライン:バリバス ビッグトラウト10lb×フロロリーダー20lb
ルアー:シュマリ95F 202 HIRO-SPドランクグリーンゴールド

 

 


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