2月16日。待ちに待った長野県の渓流解禁日。長野県のアングラーの方々はもちろんだと思うが、僕のような関東アングラーとしても近い場所で一番早い解禁とあって毎年楽しみにしている。あと2週間で関東の渓流も解禁になるものの、我慢できず犀川にお邪魔してきた。
当日の朝はマイナス8度。吐く息まで凍りそうな気温に多少ひるみながらも夜明けと共に川に降りたつ。魚がルアーをしっかり認識できそうなくらい明るくなるまで待ってからキャスト開始。水深のあるポイントに入れたので、すぐにヒットするかと思いきや、なかなかバイトが遠くて若干焦りながらルアーローテーションを繰り返していく。
シュマリ95Fに変え、かなりスローに瀬を横切らせていくと子気味いいバイトが手元に伝わった。今季初のヒットに対してバラさないようドキドキしながらファイトをする。ネットインしようと近づいたときに、レインボーの銀色の魚体が見えて興奮は最高潮だった。ランディングした後は感無量。同行の先輩社員にカメラを向けられ、感想を求められたが言葉が出なかった。
【カメラマンとして同行してくれた先輩のフル防寒具合が寒さを物語っている】
鼻水が凍りそうなくらいの寒さが昼前まで続き、凍ったガイドとリールに息を吹きかけて溶かしながらの釣りも、この時期らしくていいな!と思いながらも、指が痙攣しだした時はさすがにちょっと怖かった。そんな寒さのなかでもヒットが集中したのはシュマリ95F。アピール力とスイングスピードがちょうどマッチした感があった。
綺麗な魚も釣れて、新しいロッドも試せて、楽しいひとときが過ごせた。こんなにいいスタートがきれたので、2023年のシーズンはきっといいシーズンになる気がする。良かったら当日のドタバタ具合をこちらからご覧いただけたら嬉しく思う。
【タックル】
ロッド:パスプルーバーPRV83SM-2 Silver Runner
リール:3000番クラス
ライン:PE1号×フロロ14lb
ルアー:プロトシンキングミノー80mm/シュマリ95F/ライトニングウォブラー
スタッフ田崎