Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2012.09.26

近場の大物と小物

今年の夏は北海道遠征や渓流の釣りにも行ったが、それらの合間に家の近所の江戸川を自転車でポイントを探しながら釣りをすることが多かった。狙いはレンギョやハスで、レンギョについては以前から夏の暑い時期に水面近くで何匹もパクパクしているのを見ていて、何とかフライで釣れないかと思いつつ毎年一度か二度程挑戦するも、今まではフライを喰わせることができずにスレのみだったが、今年はやっと狙って釣れるようになった。

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こんな感じに水面近くでパクパク

夏の暑い時期に水面近くに浮いているレンギョは、餌を食べているというよりは酸欠気味でパクパクと呼吸をしているようで、フライを全く喰ってこないどころかフライが近づくと避けたり逃げたりする魚が多いが、4Xティペットで#14位の小さなソフトハックルを静かに口元に送りこんでやると呼吸している水と一緒に吸い込む時がある。とはいっても一瞬で吐き出してしまうので、吸い込んだのを見てからではなく、吸い込むであろうタイミングの一瞬前に合わせて、うまくいくとフッキングすることができる。
但し、ティペットが太かったりフライが大きかったりするとフライをうまく吸い込んでくれないのでシングルハンドの6番で狙うのだが、アベレージサイズが70~80cmなので中々スリルのあるファイトを楽しめる。障害物が少ない開けた場所が多いのと、スレでなくちゃんと口に掛かればそんなに極端には走らないのでシングルハンド6番でも大丈夫だが、間違ってスレで掛けてしまった時のことを考えてドラグ性能のいいリールと十分な量のバッキングラインは必須。

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こんなサイズが6番タックルで狙える

ときには水面の浮遊物を食べている大きなコイがヒットしたり、バレてしまったがレンギョでもコイでも無い明らかに80cm以上ある少し細身の魚がヒットしたりと、何か来るか分からない楽しみもあり結構ハマってしまった。これから水温が下がるとレンギョは沈んでしまい狙いにくくなるだろうが、いつまでできるか暫く確かめてみようと思う。

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長時間ファイトしたコイ

もう一つのターゲットのハスは、レンギョを狙っている時に偶然水面近くを泳いでいるのを発見。そのままの6番タックルでもヒットしたが、タックルがオーバーパワーでフッキングが甘くバレてしまったので、次からは3番タックルを用意して狙ってみると丁度良く楽しめた。最初はエルクヘアカディスやパラシュートで釣っていたが、小魚を追うボイルも見かけるようになったので、3~4cm程度の小さいイワイミノーで狙うと、メッキのように数匹で激しくアタックしてきて面白い。

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ミノーにヒットしたハス

ハスについてはレンギョとは対照的で積極的にフライを追うが、一つのポイントで数匹釣ってスレてしまうと途端にフライを見切るようになり、それをいかにして喰わせるかという楽しみもある。サイズは小さくても中々楽しめる相手なので、こちらも併せてポイントを開拓してみたいと思う。

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アベレージサイズは23~25cm

いずれの釣りも土手が近かったり、背の高さ程の雑草や木の枝が邪魔だったり、ジョギングや散歩している人が多かったりするポイントではアンダーハンドで、人のいないグラウンド脇などでバックのとれるポイントではオーバーヘッドで狙うことで場所を選ばずに釣りができる。今までは素通りしていた近くの川にもきっと思わぬポイントがあると思うので、皆さんも開拓してみてはどうでしょうか?

~タックルデータ~
レンギョ
ロッド:LOOP エヴォテック696-4MF
リール:ダニエルソン L5W4-7W
ライン:LOOP オプティストリームライン OSWF-F WF6F
リーダー:AKRONヘビーバットリーダー4X、 AKRONミスティープラス・ティペット4X 40cm

ハス
ロッド:LOOP OPCR373-3
リール:LOOP evotec FW2-6(旧モデル)
ライン:LOOPオプティクリークライン OCRF-F WF3F
リーダー:AKRONヘビーバットリーダー4X、AKRONミスティープラス・ティペット4X 40cm +5X 60cm、
(イワイミノーの時は4X 40cmのみ)

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