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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 2013年新製品「クロスS1スイッチロッド」で秋の阿寒湖レインボー

2012.10.25

2013年新製品「クロスS1スイッチロッド」で秋の阿寒湖レインボー

10月半ば過ぎに阿寒湖へ釣行してきた。ワカサギを捕食してプリプリになったニジマスを、ドライワカサギ(クーパーズワカサギ)フライをトップに浮かべて狙うという、とてもエキサイティングな釣りを楽しむためだ。メンバーは会社先輩の東瀬・中峰を筆頭に、関係者やお客さんで総勢10名ほどとなったが、この釣行記では僕と、今回アンダーハンドで挑戦されたT夫妻を中心にレポートしてゆきたい。

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紅葉した山々に囲まれて、気持ち良くフライフィッシング

今回僕が使用したロッドは、来期発売予定のクロスS1スイッチロッドの6番(CROSW6110-5MF)のプロトモデルだ。これまでのLOOPスイッチロッドは10feet7inchのみの展開だったが、来期からは11feetという少し長めのモデルが加わる。この11feetモデルは他に7番ロッドも発売予定だが、面白いのは5ピースロッドだという点だ(トラベルシリーズとして発売予定)。ナノシリカレジンによる軽量ブランクのおかげで、5ピースでも持ち重りは全く感じない。仕舞い寸が9feet/4ピースのものと同一となるため、遠征時の持ち運びが楽になり、とても助かる。

さて今秋の阿寒湖の状況であるが、記録的な残暑の影響により、季節の移ろいが遅れているようだ。僕達が訪れた時期にようやく水温が下がり始めたほどで、魚の活性的には最盛期の一歩手前であった。それでも桶屋さんはじめ阿寒湖漁協皆さんのサポートにより、与えられた状況で最善の釣りをすることができた。この場を借りて御礼申し上げます。

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バックに制約があっても、アンダーハンドでは気軽に狙える 行ったことのある方ならご存知だとは思うが、阿寒湖にはオーバーヘッドが悠々できる遠浅な湖岸もあれば、ドン深で背面に木がせり出している湖岸もある。風向きや魚の回遊コース次第で釣り場を選ぶため、アンダーハンドキャスティングを習得していると状況対応能力が高まり非常に有利だ。

今回参加されたT夫妻は阿寒の秋の釣りは初めてであるが、日ごろからアンダーハンドスクールに熱心に参加されていて、お二人ともにキャスティングの腕前はかなり高い。お二人のロッドは、御主人がオプティ・ダブル8124-4MFとエヴォテック・シングル590-4M、奥様がエヴォテック・ダブル6126-4MFを使用して今回の釣りに挑まれた。ドラワカの釣りは、ボイルを繰り返しながら回遊してくる魚のコース上に、タイミング良く、ボリュームあるドライワカサギを投げる必要があり、それなりにキャスティング能力が要求される。お二人ともにキャスティングは問題なく行えたため、フライへの魚のアタック数多くあったが、当初この釣り独特の遅アワセに難儀しフッキングまでなかなか持ち込めなかった。それでもタイミングを体得されて、お二人ともに50オーバーのレインボーを見事に釣ることができた。

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T奥様 阿寒湖で初フィッシュ。お見事です。おめでとうございます!

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T御主人エヴォテック590-4で大物レインボーをキャッチ

僕が使用したクロスS1スイッチ6110-5MFプロトには、エヴォテックG4 LW5-8リールと、今回はエヴォテック100WF7Fラインをセットしてみた。僕もやはりフッキングに慣れるまで時間がかかったが、何とか阿寒湖産まれのブルーバックレインボーを釣ることができた。クロスS1スイッチ6110-5MFは、既存の4ピースモデルに比べ、「粘り」が増した感がある。ネイティブレインボー独特の上下左右への素早いランにも柔軟に追従しつつ、主導権を失わないファイティング性能は流石だ。

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結露で上手く撮れていませんが、ブルーバックレインボー綺麗でした キャスティング時もロッドへのラインの負荷がより長い間感じられ、フィーリングもとても良い。またロッド長が増した分、ディープウェーディング時でも「張り」のあるDループを容易に形成できる。

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CROSW6110-5MF ベンディングが非常に滑らか 遠征時は予想外の状況に出くわすことが多々ある。スイッチロッド1本あれば、幅広い状況に対応できるだろう。さらに5ピースとなったことで、サイズ的に気兼ねなく遠征タックルに追加することができるようになった。発売をどうぞ楽しみにお待ちください。

企画営業課 松下


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