Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 クロスS1でボートシーバス

2012.10.11

クロスS1でボートシーバス

10月1日、本州を上陸した台風が去った直後に横浜からいつもお世話になっているシークロさんの東神奈川に向かった。はじめは台風のうねりで出船できないと思ったが釣りは可能とのことで松下君と2人でお昼13:00から出船。松下君はボートシーバス初体験で、できればいいコンディションで釣ってもらいたいと思った。

しかし釣りを初めて2時間以上何の反応もない。これは厳しい!台風のうねりが影響したのか、ベイトのイワシはいるが肝心のシーバスが出てこない。とりあえず2人で交互に壁を丁寧に探る。ロッドはクロスS1の2013年モデルのマルチピースのシングル7番と松下君がエヴォテック7100-3MFロッドでラインはオプティスティルウォーターWF7Fとエヴォテック100WF7Fにリールは2人ともオプティランナー。フライはイワイスーパーミノーでリーダーは全長で6ftにした(40lb120㎝+25lb60cm)、風がなくフライが小さければマルチリーダー13ftの先端6ftカットで20lbを2ft追加)強風でしかもフライが大きく空気抵抗がすごいので限界までリーダーをつめたのだ。久しぶりにシークロボートに乗ったが船が大きくなっていてオーバーヘッド、アンダーハンドキャストがやりやすくなっていた。

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S1でファイト!

厳しい状況下、ポイントを次々移動し希望を持って丁寧に攻め続ける。3時間ほどして報われる瞬間がやってきた。アンダーハンドで低い弾道でループを伸ばし桟橋際にぴったりラインを付けてフライを引き、止まった瞬間に派手にシーバスがガバッと出た。初めて使った来シーズンの新製品クロスS1マルチピースは魚が掛かってからも凄かった。強烈な引きにどこまでも追随する感じで、常にこちら側にアドヴァンテージがあることがはっきりわかった。マルチピースであることは全く感じない、圧倒的な飛距離と復元時のノンバイブレーション、驚異のファイティング性能(魚が浮いてくる)、とてつもないロッドだ。ファイトを楽しみ無事にランディングしてもらうと60cmを越える満足なスズキサイズだった。

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岡本さん、ありがとうございます。

初挑戦の松下君もほどなくして初シーバスをヒットさせた。この厳しい状況でヒットすれば上出来だ。EVOTEC7100ロッドは何度かのされたが、最後はうまく岡本キャプテンがランディングしてくれた。少ないチャンスを2人共ものにできて台風一過のいい日だった。この時期のトップの釣りにはGASS7100、EVOTEC7100、8100などの10フィート前後がお勧めだ。また最近はオプティスイッチ、S1スイッチの人もいる。11m前後の長めのヘッドで何度も何度も打ち返すので長いロッドがマッチするわけだ。

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なんとか釣れた!

アンダーハンドキャスティングはボート、フロートチューブでも武器になる。フライのターンやループの後半の伸びがとても強力なので風でも狙った障害物にフライが絡みついていく。さらに慣れてくるとフライでスキッピングができることもある。フライでのスキッピングは完売してしまったが当社から発売されたDVD「アンダーハンドキャスティング基礎から活用自在へ」で見ることができるので興味のある方は探してみてください。いわゆる穴打ちで5mほど奥にフライを入れることも条件次第では可能です。

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松下君の初シーバス!

さて夕方になるといつもの横浜のきれいな景色を見ることができた。最初はどうなる事かと思ったが、やはりシークロ岡本キャプテンの判断で魚を釣らせてもらった。海は広いのでどんなにキャストが決まっても魚がいるところでやらないと釣れないのだ。楽しい釣りをありがとうございます!

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釣りを楽しんで夕方になっていた

近藤記


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