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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 NEWシンキングラインで夜のボートシーバス

2013.01.10

NEWシンキングラインで夜のボートシーバス

昼間にトップでシーバスが釣れるとわかる数年前まではシーバスのフライフィッシングと言えば夜の釣りだった。
暗い夜に常夜灯周りをゾンカーで引っ張 るというのが定番だったようだ。個人的には昼のトップの釣りがあまりに派手な出方をするものだから楽しく、夜の釣りはほとんどしなかったのだが、来年の新 製品OH&Dのボート用シンキングラインを作ったこともあり、引っ張りの釣りが楽しくなった。

このラインはヘッドがS4、ランニングラインがS3という一 体化したラインでアンダーハンド&オーバーヘッド用だ。芦ノ湖のボートフィッシングやボートシーバス用ラインだ。実際の釣りはボートだからバックスペース があるため、ほとんどオーバーヘッドで使うが、障害物がある場合や強風の時はアンダーハンドで投げる。全長が85フィート(25.9m)だからロケットの ようなループで簡単にフルラインが出てしまうが、これくらいの長さ(リーダーと合わせて27m)以内を繰り返しリトリーブするのが実際の釣りにはいいと思 う。ほとんどの場合20m以内で釣れる。いかにトラブルなくフライが生き物のように泳ぐかに徹すればそれが一番だと思う。

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※オーバーヘッドで攻める

 

今回はマルチロッド896にリールがオプティランナー、 ラインがOH&D WF8Sタイプ4をセット。リーダーはシンキングラインのため短く25lbティペット80cm+20lbティペット50cm位だ。タイプ IV、Vなどのヘビーシンキングラインの場合はアンダーハンドでもオーバーヘッドでもリーダーを短くする。リーダーが長いとラインが沈んでフライが浮いてい るなんてことが起きるので、棚ボケを防ぐため短いほうがいい。またDループでキャストしてもシンキングラインはリーダーが短くても抜けなくなる。アンダー ハンドが長いリーダーを使うといってもそれはフローティング~タイプIIくらいまでなのだ。

 

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※ストリーマーに果敢にアタックしてくる

さて、釣りはキャストしたらラインを10秒ほど沈め、ロッドティップを水中に入れて片手で大きくリトリーブする。
シーバスはバスと同じ種類の魚なの で引っ張ってストップ、引っ張ってストップのリズムがいいようだ。シーバスは止まった時にここぞとばかりに大きな口をあけて食べようとする。その“間”を 作ってあげるというわけだ。

フライは夜の引っ張りでは白が見やすくて人気だ。白、黄色などのワンガンキャンディーやウーリーバガーソルトバージョンという べきフライを巻いて試してみた。常夜灯の明かりでフライは結構見えるものだ。

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※同行者の67cm

今回は、大物はでなかったが魚はたくさん釣れた。
フライフィッシングで大きなストリーマーをリトリーブしてガツンとくる釣りはそうそうないものだ。 楽しい夜の釣りだった。

まだ未体験の人は東神奈川のシークロさんでデビューするといいだろう。とても親切に教えてくれるはずだ。ちなみにシーバスは一年中 釣れる魚だ。冬は上下防寒着、防寒靴、グローブ、ネックウォーマー、小型ライト(あれば便利)をお忘れなく。

近藤記


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