Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2013.04.16

九州の幅広本流ニジマス

桜も満開を過ぎた3月下旬、解禁から通い続ける五ヶ瀬川へ釣行しました。

例年であれば上流域でライズの釣りをしている時期なのですが、今年はオプティスイッチロッド#6を手に入れたこともあり、中流域から下流域を探るために釣行していました。この流域はこの時期はよくないだろうと思いながらの釣行でしたが、解禁からひと月の間フライマンの情報が少ないので、ダメでもいいからそれを確認するため、辛い釣行になりますが調査を続けていました。広大な本流のポイントの中で3ヶ所だけアタリがありました。

2ヶ所は26cm~27cmのヤマメが釣れました。残りの1ヶ所は、尺はありそうなヤマメが釣れたのですがランディング寸前にバラしてしまいました。
そして翌日の夕方にそのバラした良型のヤマメがもう一度ヒットしないかと思い釣行しました。そのポイントは瀬からプールへ続き、プールの流れ込み付近の前後がヒットポイントでした。フライは#8のソフトハックル。

20130416-02

念のため瀬の上流部から。
先ず流芯までの手前にキャストしてスイングさせていきます。流芯手前のやや緩い流れにもヤマメが入っていることがあるのでそれをチェック。
数回のキャスト&スイングを繰り返し、瀬の終わりに近づいても反応がなかったので、瀬頭に戻り少し前に出て流芯をまたぎ対岸ギリギリ90度にシュートし足下までスイングさせ、時折小刻みにフライを煽り、誘いとともにラインの張りを緩めストライクに備えます。

左手でラインを保持しながら誘いを入れるとヒットの瞬間にラインを強く握りこんでしまいがちなので、左手はフリーにし、右手の人差指と親指でOリングを作り、これでロッドを軽く保持し、中指と薬指でラインを引きつつロッドを僅かに跳ね上げるようにアクションを入れました。

しかし前日のヒットポイントを過ぎてもアタリがありません。
今日は留守なのかと思いつつ、瀬の終わりプールへの流れ込みに差し掛かりラインが足下まできた時にヒット!ラインが引っ手繰られ緩く保持した指からラインがスルスル滑り出すと同時に2連続ジャンプ!ニジマスでした。
しかしながら実際に魚を見るまではわからない。

ひょっとしたら大ヤマメで、掛かりどころが悪いのでジャンプしたのかもしれないと思い、慎重に寄せることにしました。しかし、なかなか引きが強くバッキングラインまで引き出されてしまいました。
それでもオプティドライフライリールは巻き取りスビードが早く、引きが弱まったらスピーディに巻きとります。

早く魚の姿が見たかったのですが、なかなか浮いてこず、強引にテンションを強めて寄せようかとも思いましたが前日のバラシを思い出し、無理をせず弱らせてからランディンすることにしました。

オプティスイッチロッドを見ていると綺麗にベンディングを描き、魚が走れば追従しお辞儀をするが直ぐに引き戻そうとします。ロッドを起こし、ロッドのしなりが戻るまで溜めて待ち、引きが弱まりロッドが復元してくると巻きとり開始。

20130416-01

ようやく寄せた魚はやっぱりニジマスでした(笑)。
しかし幅が異様に広い。先日のヤマメをバラしたときのようにロッドを立てず、体から後方に放してネットに誘導し、どうにか押し込むことができました。全長を測ってみると44.5cm。ニジマスとしてはそれほど大型ではないものの、その幅広さから素晴らしいファイトに納得しました。

タックル
ロッド:オプティスイッチ10ft7in #6
リール:オプティドライフライ
ライン:オプティスティルウォーターWF6F
リーダー:シンキングリーダー7ft(タイプ4相当)
ティペット:フロロカーボン6lb
フライ:ソフトハックル(グラウス&オリーブ)#8

宮崎 江本紀夫


Like
アンダーハンド釣行記:最新記事