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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 アンダーハンドで中禅寺湖のホンマス

2013.05.24

アンダーハンドで中禅寺湖のホンマス

5月の20日過ぎに中禅寺湖を訪れた。

アンダーハンドの実釣スクールということで毎年5月に訪れるのだが、今回は純粋に釣りということで行ってみた。

今年は季節が遅れているせいか釣果にムラがあるようだ。

タックルはいつものエヴォテック7130にオプティランナーリール。ラインはOH&Dダブル7番でシンクレート各種、ランニングは細めで026。リーダーはOH&Dダブル14ft2Xにティぺット3X70cm。フライは#8のマラブーフライだ。

中禅寺湖はホンマスやヒメマス、レイクトラウト、ブラウントラウト、レインボートラウトが釣れるまさにトラウトフィッシングの聖地だ。

さて中禅寺湖のこの時期はシンキングのリトリーブがメインになる。オプティカスタムOCTやOH&Dのアンダーハンドライン(スカンジナビアンSTヘッド)をオーバーヘッドとDループからシュートしてリトリーブするパターンだ。

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アンダーハンドの場合よくシンク1&2とか2&3とかスローインター&ファストインターという表示を見ると思う。これはアンダーハンド用STヘッド(スカンジナビアンSTヘッド)の形状からヘッド全体をシンク2(II)などの均一のシンクレートにすると太い後端から先に沈むため(先端が浮き上がる)先端のシンクレートをあげてユニフォームシンクの様に沈みを調整しているのだ。この組み合わせは1/2、2/3以外にもアダプテッドラインなら2&4、インター&3など水中の地形に合わせて最適な組み合わせも可能になる。これは本流でも多用する。

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さて駐車場からしばらく歩き、ポイントに着いて釣りを始めると2投目でホンマスが掛かってきた。この時は1&2で30秒沈めてから引っ張った。ホンマスは回遊する魚で群れに当たると続けて釣れることがある。集中して釣りを続けるとその通りにホンマスはどんどん掛かってきた。透明な水の中で銀色の魚がファイトしている様子がよく見えた。

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しかし回遊するタイプの魚は釣れない時は全く釣れない。だから釣り自体は難しく感じるかもしれない。

さて、実際の釣りの距離は場所にもよるが、この時はランニングライン026を15m~20m出した。(普段は029だがシンキングの場合は細くもする。)つまり13ft7番26gヘッドで膝から腰くらいまでウェイディングしてフライまで30m~35mの距離の釣りだった。ランニングラインをモノフィラにすればもう5mほど追加できるだろう。

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アンダーハンドキャストはループが平行に飛び、リーダーがターンするので湖でもとても釣れると思う。またタイプIV、Vなどのシンキングヘッドも簡単にキャストできる。

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さて距離もある程度大事なのだが昔から言われている通りリーダーのターンもとても重要だ。ターンしないとリトリーブの前半は全くフライが動かないので実際にフライが生き物のようになっている状態が少なくなり、釣れる確率が落ちるのだろう。
この釣りではある程度の飛距離とターンは避けて通れない。今回は大きなレイクトラウトも釣れ楽しい釣りとなった。

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季節がよくなり最盛期となってきました!皆さんも楽しい釣りを!

近藤記

 


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