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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 不調?好調?秋の朱鞠内湖

2020.11.12

不調?好調?秋の朱鞠内湖

夏にバスバグや引っ張りで楽しんだ朱鞠内湖に10月21日(水)~25日(日)に再び行ってきた。とはいっても行きの21日の飛行機は朝一番の便が新型コロナウイルスの影響で欠航。昼の便で現地に着くのが夕方近くになってしまったため、初日は移動日となり釣りは22日からの4日間だ。

 

着いた日に最近の状況を聞くと、この秋も水位が低いため広く歩いて探れるポイントは多いが、一週間前位から場所によってはターンオーバーも始まり少し渋くなってきているそうだ。

 

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とはいっても湖全域が同時にターンオーバーで全く釣れないということは無いと思うので、いい風が吹けば釣れるでしょうと軽い気持ちでいたが、初日に渡った岬ではいい風が吹いていたにも関わらず、一日引っ張り倒して朝にウグイかアメマスと思われる小さい魚を一つばらしたのと、昼過ぎにイトウらしき当たりがあったがグングンと最初の首振りで外れただけで他には反応無し。そこで、まだ三日あるとはいえ少し不安になってしまった。

 

翌日の二日目はあまり風が吹かない予報だったので、昼間に引っ張っても厳しいだろうと思い、流れ込みのあるポイントに渡船し、朝一番にバスバグのポッパーで狙ってみることとした。すると、直ぐにポッパーをそっと咥える当たりがあり、釣り開始15分程でイトウが釣れてしまった。

 

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その後、流れ込みのさらに上流の浅場に一回り大きいイトウを見つけたが、その魚は全くやる気がない様でフライを見て逃げて行ってしまった。また、広く歩いて他にもイトウが見えないか探したが、それ以外の魚影は見えず、バスバグでも引っ張りでもその後は当たりが得られなかった。そのため、この日は一匹釣れたが今一つ厳しい状況という感じだった。

 

三日目は暴風注意の天気予報が出る程強い風が吹く模様で渡船出来るか不安だったが、渡船さえできれば引っ張りで釣れるでしょうと自信を持って釣り開始。まずは濁りが出る前にワンドの奥の流れ込み付近の浅場を引っ張りで狙うと、開始直後にいきなりヒット。あまりに近くで掛けたのであまりファイトする間もなくネットインしたのは、前日とほぼ同じサイズのイトウだった。

 

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その後、綺麗な虹が出ていい釣果を暗示しているのではないかと期待していると、別のワンドの奥の流れ込みでも同様にヒット。こちらはかなり引いて秋らしいコンディションの良い良型のイトウだった。さらに昼過ぎに岬近くの急深の斜面岸ぎりぎりで若いイトウを追加することができた。この日は結局3本キャッチと予想通り風が味方してくれたが、別のポイントではルアーで1mオーバーが釣れたとのことだった。

 

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四日目の最終日は14時まで。前日程ではないが風が強く吹く予報だったので、風が吹けば引っ張りで釣れるだろう。また、このポイントにも流れ込みが2ヶ所あるので、流れ込みにやる気のある魚がいればバスバグでも釣れるかもしれない。そこで、朝一番はバスバグのポッパーで攻めてみると、開始15分程で激しい水しぶきが上がりしっかりとフッキング。周りの水没しているブッシュや倒木などに逃げ込まれないように、ラインをできるだけ出さないようにファイトするが、力強い引きに7Xロッドが絞り込まれなかなか取り込めない。暫くのファイトの後ようやくネットインしたのは前日よりもさらに大きいイトウだった。

 

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その後、もう一つの流れ込みでは反応が無かったので、時間をおいてもう一度最初に釣った流れ込みを今度はマウスで狙ってみると、先ほどよりは一回り小振りだがそれでも十分なサイズのイトウが垂直に飛び出して、空中で反転する激しいバイト。残念ながらフッキングはしなかったが激しいアタックに大興奮となった。

 

さらに、昼過ぎに一番風が強くなった頃、駆け上がり沿いの引っ張りでイトウがヒット。悪くないサイズのようだったが、掛かりが浅かったのか寄せてくる途中でばれてしまった。

 

この日は他にアメマスを2本引っ張りでキャッチし、キャッチできたイトウは朝の1本だけだったが、状況としては悪くなかったと思う。特にポッパーで釣れた良型と、マウスへの激しいバイトは思い出に残るものだった。

 

結局初日は釣れなかったものの後の三日間は毎日釣れて、引っ張りでもバスバグでも反応があって、良型も混じるなど今回もいい釣りをさせてもらうことができた。朱鞠内湖はいつきても思い出に残るイトウとの出会いと、美しい景色、渡船して自分だけのペースで自由に釣りができる喜び、レークハウスでの美味しい食事等々、非常に満喫できる釣り場だ。今度は11月の後半に雪景色の中でイトウを釣りたいと再び朱鞠内湖を訪れるつもりだ。

 

 

【タックルデータ】

(引っ張り用)
ロッド:LOOP GASSダブル 8116-4 パワーラックス
リール:LOOPリール オプティジャイアOGY BK リール
ライン:SA STダブルOH&D チェンジST29G/8S S1/S2 バット側18cmカット
リーダー:TIEMCO OH&Dリーダー ダブル 14FT 02Xをティップ側とバット側それぞれ20cmカット。
フライはいつものTMC202SP#2にキールに巻いたフラッシュストリーマー

(バスバグ用)
ロッド:LOOP セブンエックスシングル L7X890-4MF
リール: LOOP エヴォテック G4 LW7-9ブルー
ライン: マスタリー アンプリチュードスムーズ タイタンロング WF8F
リーダー:TIEMCO OH&Dリーダー シングル 11FT 02X直結
フライ: 完成品フライのフィットロックポッパー#10フロッグ
TMC8089#10ニッケルに巻いた自作のフィットロックポッパー
TMC8089#6に巻いたダブルツイストエクステンションのテールを付けたマウス

 

OGGY

 


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