4月半ば、時間ができたのでコイ釣りに行ってきた。川は前日の雨で笹濁りだった。この川のコイは水がいいのか、きれいで色艶がいい。川原は菜の花が咲いて春らしい。
タックルはロッドがエボテックキャスト590-4MF、オプティドライフライリール。ラインはOH&DレインボースペシャルWF5F。リーダーはOH&Dシングル11ft3Xのバット1ftカットにティペット3Xを1mほど。
川を下っていき、ポイントに着くと、まずはしゃがんで自分の気配を消し、様子をみる。少しパンをチャミングしてじっとしていると笹濁りながら、丸い口が水面から出たのが確認できた。キャストするかどうか迷ったが、コイは濁りでこちらがよく確認できないようだ。警戒心が薄れていてミスしてもチャンスは数回あると考え、ファーストキャスト。しかしコイがいる流れの向こう側のたるみにフライを長く置くには、予想以上に速い手前の流れでドラグが掛かってしまう。
水が透明ならこのファーストキャストのミスは致命的になる。こちらの存在を察知されて食べるのをやめてしまうからだ。しかし笹濁りのためさほどコイは警戒心を持たなかったようだ。2投目、フライをオーバーターンさせてL形にラインを落としてフライを先行させていく。しかし手前の速い流れでナチュラルドリフトは長くて約10秒。その最後のタイミングでフライをくわえてくれた!TMC108SPBL10番はバーブレスながらばれることがないので余裕をもってファイトできる。スマホで写真を撮ろうと手間取っていると瀬を2つ下られてしまった。軽量のスプールの逆回転は実にスムーズだ。
オプティドライフライリールはバッキングまで出た長いラインを効率的に回収していく。川の両サイドのボサを走られるとティペットが切れてしまうので注意しながらランディングすると期待通りの色艶のいいコイだった。
その後1尾を追加して満足して家に帰るってフライを見るとフックが伸びていた。コイの力はとても強く、丈夫なフックが伸びるほどすばらしい。
近藤記