5月下旬、長野の渓流に動画撮影に行った。今年は季節の進みが早く、木々の景色は最盛期の様だった。
動画はニンフの釣りを撮る予定で、目的地の最盛期よりも1か月早い時期をあえて選んだ。ニンフフィッシングは低水温、増水、渇水、濁りなどの悪条件の中でも釣りが成立するのでそんな釣りの動画が何かの参考になればと考えた。
初日、川に到着して様子を見るためにいくつかのポイントを見て回った。思ったよりも渇水で、雪代で増水という予想は外れた。よさそうなポイントを絞り、お昼ごろ本流で釣りを開始。すぐさま小型のニジマスが掛かり、期待が膨らんだ。しかしその後はパッとせずに支流に移動。支流でも魚の反応はない。過去に釣れた1級ポイントまで歩いてきて、ここならばと思い、慎重に釣るも#16のアグリーニンフを口先でつまむだけでギランと水中でバレること2回。ニンフをさらに小さく巻いたアグリーニンフに替えてようやくイワナをランディングした。
おそらく低水温が原因だと思い、ティペットを7Xにしたりして工夫した。すると数尾をランディングできた。
翌日は宿のすぐ横を流れる川でアグリーニンフで釣った。朝6時半、川にウェイディングすると足が痺れそうだった。水温は6度とか7度か?ここでもアグリーニンフの#16こげ茶色で釣りを開始。するとすぐにインジケーターが止まり、イワナが釣れた!この川は釣れるとわかったのでそのまま釣り上がると、深みのあるポイントで数尾を追加。何度も流した後に、ブドウ虫に似せたフライに替えて釣れたイワナもいた。
自分の感覚では釣りとしては難しい状況とも感じたが、ニンフフィッシングはこんな低水温でも確実に魚を手にできると改めて感じた。また経験上、長野の渓流ではこげ茶のニンフが効果的なことがあると感じている。
シマザキ・アグリーニンフレシピ
フック:TMC2488 or TMC2488H#16#14
ビーズ:TMCタングステンビーズプラスXS(シルバーが効果的に感じます)
ダビング材:オポッサム こげ茶
リビング:シルバーワイヤー
【当日のタックル】
ロッド:LOOPオプティK2 388-4
リール:LOOPエボテックG5 FW4-6
ライン:SA OH&DヤマメWF-4-F
リーダー:TIEMCOインジケーターリーダー5X(必要に応じてティペット部を6X、7Xにチェンジ)
近藤記