７月上旬に中国地区でも梅雨明けとなり、旭川ダムが位置する県北部域では局地的豪雨に頻繁に見舞われました。そんな状況で開催されたＪＢ旭川 第３戦でローウェイトながら４位に成る事が出来たので、その模様をレポートしたいと思います。
上記でもふれた通り、局地的な豪雨が昼以降に２度３度と短時間ながら発生する不安定な天候が続いており、前日練習時にも夕方に２度ほど豪雨にさらされました。この梅雨明け以降の雨の影響が毎年旭川ダムの状況を一転させる程の強い影響力を持っていて、非常に気にしている訳です。今回の試合では支流からの濁り水の影響程度で若干水位が上昇したくらいで期待していたような良い傾向の状況変化にはならず、ここ最近の非常に厳しい試合展開になるであろうと予想出来ました。
現在のＪＢ旭川年間ランキングは絶不調の順位をさまよっている状態で、狙うは賞金圏内５位以内と決めて、攻めの釣りを基本に考えスタートしました。
まずは一発逆転サイズが出せる可能性のもっとも高い最近不調のトーナメントエリア最上流へ上がりましたが、数少ないチャンスを活かしきれず10時頃には断念しました。
そして、徐々に上流から下りながらスロープ対岸にあるカレントの効いた水深30cmほどのブッシュ内へTAV-GP65CLJ “Bait Finesse Special”にセットしたサワムラ・エコ バレット3ｉｎのノーシンカーワッキーをショートピッチングで何度もこまめに打って行きました。ラインが跳ねるようなバイトが出たので、聞き合わせ気味にスイープにフッキングすると、ブッシュ内から痩せた900gの魚が素直に出てきてくれ1本目。
更に中流域まで下って行き、前日練習時に簡単に流す程度で魚が濃いいと感じた江与味橋付近へ入り、周辺にある水質の良いブッシュ内にはベイトフィネスのノーシンカーワッキーのフォール。ブッシュ周辺をS-TAV61SLJにセットしたフォール中にテールが微振動する特徴を持ったPDLスーパーフィネスクローラー4inエコ0.3ｇと、真直ぐノーアクションで落ちてくれるドライブクローラー3.5ｉｎエコ0.5ｇネコリグの使い分けのフォールだけの釣り。 実はシェイクして誘って食ってくる魚はノンキーパーの魚が大半で、フォールでのリアクションで口を使う魚は群れの中で一番大きな個体から飛び出して食ってくる事を経験していたので、他選手がキーパー獲りに苦戦する中でも15分程でリミットメイク達成して約１時間で入れ替えを繰り返し、3本1,658gまでウェートを伸ばせました。
そして、このままキーパー獲りをしていてもこれ以上ウェートを伸ばせないと判断。ノンキーパーが湧いているいる周辺の岩盤やゴロタ岩にカレントのかかる水質の良いスポットを選んでTAV-GP65CLJ “Bait Finesse Special”にセットしているエコ バレット３ｉｎノーシンカーワッキーをフォール＆ボトムパンプの３ｍラインまでの釣りでバイト！入賞確定の1,500gサイズの魚で、慎重に手元まで引き寄せランディングネットに手を伸ばした瞬間… 一気に抵抗。 ま、そんな事は何時もの事で余裕をもって対処していた… にも係わらず。 まさかのラインブレイク…。 信じられない出来事にテンションも下がりきってしまい、次のチャンスを信じて釣り続けましたがその後異常無く終了しました。
ラインブレイクの原因をよくよく思い返してみると、移動する際にラインが靴底に触れてロッドが一瞬跳ねた事があったので、その時の摩擦熱でラインが傷んでいた事が原因だと確信しましたが… 悔し過ぎるミスでした。
今回、厳しい試合だった事に助けられ、３本１，６５８ｇのローウェートながら４位に成る事が出来ました。同時に優勝の魚をまたしても目の前で逃してしまった事に悔しさいっぱいな試合でもありました。その悔しさを次戦に思いっきりぶつけて発散出来る試合になるよう精進して行きたいと思います。
【タックルデータ１】
ロッド： TAV-GP65CLJ “Bait Finesse Special”
リール： メタニウム㎎7
ライン： Bawoベイトキャスティングフィネス７lb
ルアー・リグ： サワムラ・エコ バレット3ｉｎ・ノーシンカーリグ
【タックルデータ２】
ロッド： S-TAV61SLJ
リール： イグジスト２５０６
ライン： Bawoスーパーフィネス４lb
ルアー・リグ： PDLスーパーフィネスクローラー4inエコ、ドライブクローラー3.5ｉｎ ・ 0.3ｇ、0.5ｇネコリグ
偏光グラス： ワンエイティマッハ グレーコンビ スーパーライトグレー
