皆様こんにちは。フィールドスタッフの福光です。暖冬で2月迄は暖かく、今年のスポーンニングは早いかと思いきや、3月に厳しい寒の戻りで季節は停滞。4月に入りようやく暖かくなり水温も10度を超え、バスフィッシングには最高の季節となりました。この春発売の新商品、クリーピーエッグラバー34Tでプリスポーンの良い魚が釣れたので報告致します。
釣行日は試合の翌週で復習釣行の意味合いがありました。個人的なこの時期の課題として、“釣れない事は無いけれど、オスしか釣れない“といった事がありまして、課題克服のためにフィールドへ。潮周り的には大潮前の中潮、プリスポーンの練習にはぴったりの潮周りでした。
課題克服の為に狙った魚はスポーニングエリア付近のちょっとしたストラクチャーに浮いているメス。浮いている魚を釣るので水中に漂う時間を取れるルアー、そしてリアクションを掛けることが出来ればなお良いという感じ。そこで使ったのがこの春に発売となったクリーピーエッグラバー34Tでした。
マテリアルは完全再設計、ノンソルトマテリアルで比重も低い上にラバーを四方八方に刺してあるので沈下速度も遅い、あらゆる方向に刺してあるというのも釣れるキモとの事です。ツイン仕様では真ん中にマス針を刺してワッキー使いをしても良し、二つに切って頭に刺すマス針仕様でも良し、カバー周りならオフセットフックも使える絶妙なデザイン、サイズ設定となっています。
今回は二つに切って頭の部分にマス針を掛けるスタイルで使用。リーダーを60センチと長めにとって水中での浮遊時間も長めに取れるようにし、リアクションも掛けられるようにシンカーは5gに設定。ロッドは高い操作性と掛けた後にモンスターサイズでもカバーに潜られない様なパワーを持ち合わせているようなモデルという事で今回はACES63SLJを使用しました。アクションは2アクション1ポーズという使い方で、ポーズ時にバイトを取るイメージで使いますがプリスポーンのナーバスな時期なのでアクションは優しめです。
釣れたのは日が高まり13度まで水温上昇した正午頃、2アクション後のポーズの際に”トンッ、グー“とイメージ通りのバイトが出ました。午前中にも釣っていましたが、バイトの出方は同じでした。バイト直後は抵抗弱く難なく寄ってきましたが、船に近づくにつれて引きが強烈に。何度も走られストラクチャーに潜られそうになるもACES63SLJのトルクで主導権は手放さず、無事ネットイン!
すぐにでも産卵しそうな見事なプリスポーンの魚。写真を撮ろうとバスを片手で持つも重さで顔もゆがむ(苦笑)。デジタルスケールで測ると4キロオーバーで、ロクマル確認の為フロアデカールにて計測すると…寸止めの59.5センチでしたがイメージ通りのバイトの出方と魚、満足の一本でした。
今回はマス針の60センチ程のリーダーの長さで使いましたが、リーダーの長さやウェイトは既成概念にとらわれずにトライしてみて下さい。クリーピーエッグラバー34Tはアングラーの発想で様々な使い方が出来る懐の深いベイトです。今後はワッキー、オフセット、ジグヘッド仕様と使い込んでみようと思います。
今回は課題克服に向けてプリスポーン期の手駒として使えることが分かった釣行となりました。皆様も春のビッグバスをクリーピーエッグラバー34Tで狙ってみて下さい。フェンウィック70周年と併せてTiemcoルアーにもご注目下さい。
【タックルデータ】
ロッド:fenwick ACES63SLJ
リール:2,500番ハイギア
ライン:フロロカーボン5ポンド
ルアー:クリーピーエッグラバー34tスジエビ 5gマス針(#1)ダウンショット
ジャケット:foxfire ストームトレーサージャケット ブルー
グラブ:foxfire SCイージーバイブスグラブ