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Bass Fishingプロスタッフフィールドインフォ 兵庫県南西部エリアPart16 安達裕 「真冬の野池攻略法」

2014.01.29

兵庫県南西部エリアPart16 安達裕 「真冬の野池攻略法」

バスと最も出会えない季節ですね。関西地方も朝の気温は氷点下。魚以上に人間のテンションも下がってしまいます・・・・・。さて今回のレポートでは、冬に特化した私なりの野池攻略法を紹介したいと思います。絶対条件は「水温が高い」事。これは基本中の基本です。では、どのような場所が水温が高くなるのか?

AdachiEYE

何度もフィールドに足を運び、私なりに解釈している「釣れる立地条件」とは・・・

1. 山の南面に面したフィールド(野池)。更に付け加えると、周囲に太陽の光を遮断する高い山がない事。
2. 小規模 (水温上昇スピードが早い)
3. 水深が浅い (1m位がベスト)
4. 水が黒い (何故かわかりませんが、夏にヒシモに覆われる野池は色が黒い)
5. 夏にヒシモに覆われ、冬に枯れているフィールド (単純にハイシーズン撃たれていない)
6. 天候は晴れ (更に必ず太陽が出ている事)
7. 無風であり、カレントもない (水を乱さない条件)

極寒期の魚が底ベタで全く動かない場合、中途半端な釣り方はダメ。私の場合、リアクションか究極のフィネスを選択します。前者はメタルバイブレーション(メタルソニック・メタルクローザーがお勧め!)。後者は小型ワームのネコリグかストレート系高比重ワームのノーシンカーを選択します。

今回訪れたのは、(1)~(7)まで全て条件を満たした貴重なフィールド。まだまだウィードの残骸が残っており、メタル系ゲームはNG。究極フィネスを選択しました。

ロッドは二本のみ。超ショートバイトを取る為に出番が多いのソリッドティップを搭載した、フェンウィック・ゴールデンウィングツアーエディション・GWT-SF61SULJ。軽量のネコリグを操るのに多用します。条件としては、低活性ながらバイトが出るときに使います。さらにタフさがピークで、バスが甘噛みのとき多用するのが、フェンウィック・テクナGP・TAV-GP61SXULJ。テクナ独特の鞭のような特性を生かし、意図的にラインスラックを作り出します。単純な話、ロッドを通して伝わる感度を鈍らせ、あえて「甘噛み」に対して気付かないようにし、魚の口深く吸い込ませることが目的です。

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タフさがピークなので、フェンウィック・テクナGP・TAV-GP61SXULJを選択!この手の釣りに明確なバイトはなく、根掛かりのような重量感が手元に伝わってくるだけです。

そして!!

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極寒期の貴重なバスです!水温上昇の条件さえ整えば、真冬でも口を使ってくれますね!その後、更に太陽は高く昇り、気温も上昇。小規模で水深が浅いので、水温も同じく上昇!こうなればバスは動き出します。ロッドは、フェンウィック・ゴールデンウィングツアーエディション・GWT-SF61SULJを選択。水温上昇により、明確なバイトが出るだろう・・・・・

そして!!

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ソリッドティップなので、魚からの小さな情報(バイト)も得ることが出来ますね!加えてショートレングスなので、ティップから手元までの距離が近く、伝達力(感度)が向上します。更に調子に乗り、お遊びでステルスペッパー90Sをセット!ウィード真上をI字引きしていると!!突き上げるようなバイトが!!

冬の釣りで最も重要なのは、やはり「水温上昇の条件が整っている事」でしょう!この「水温上昇」は二種類あり、一つ目は、その場所(立地条件)自体、水温上昇の条件を満たしている事。二つ目は、時間の経過とともに水温が上昇する事。この二つを組み合わせ、フィールド選択や釣り方を意識すると、魚に出会う確率がUPしますよ!

寒く厳しい季節ですが、ぜひフィールドに足を運び、冬独特の「釣れた時の感動」をティムコ製品と共に味わって頂けたら幸いです。

 


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