皆さんこんにちは、フィールドスタッフの田島です。今回は私が駐艇している潮来マリーナで開催されたオーナーズCUPの様子と今年からエントリーしているJB霞ヶ浦の第2戦の内容をプラクティスからお伝えしたいと思います。
先ずは38艇の駐艇オーナーが参加した潮来マリーナオーナーズCUPです。霞・北浦水系では最大クラスの係留ドックを有しているマリーナですが、38艇も入るとさすがに狭く感じます。
スポンサーのティムコ様からご協賛していただいたフェンウィック テクナGPは僅差で2位になった清水さんの手に。サイトマスターのキャップは旦那様とご一緒に参加されていた2名の女性に。
余談ですが、翌週も船を浮かべていた清水さんのボートデッキにルアーがセットされた状態で並んでいましたのでテクナGPのフィーリングについて伺うと、「今日初めて使うけれども期待出きるフィーリング」との事でした。アラミド繊維で補強されたテクナGPシリーズは独特のパワー&トルクを有していますので、濃密なシャローカバーから素早く魚を離すという作業が必須な霞・北浦水系には無くてはならないラインナップです。
ここからが本題!のJB霞ヶ浦第2戦です。
本戦に向けてのプラクティスですが、闇雲に「プラクティス」と霞ヶ浦に出て行ってもエリアが非常に広く全てを確認することは困難ですので、予め湖の地図を見ながら季節的な条件に合いそうなエリアを数箇所ピックアップした後に、そのエリアで釣りをしてバスの密度や状態を確認しながらエリアのポテンシャルを量るというプランでプラクティスを進めました。
先ず最初に向かったのは北利根川入り口~麻生周辺です。冬の季節風をブロックするような地形にプラスしてアウトサイドには写真のような消波ブロックが並び、インサイドはスポーニングに適した地形や障害物が多数あります。ソレらしい箇所を何箇所も色々とチェックしたのですが、私と同じようにチェックをしている他の選手の数が非常に多くプレッシャーの為なのか?バイトすら無い状況でしたので本戦に向けて見切ることにしました。
次に向かったのは古渡周辺です。このエリアもアウトサイドには浚渫や石積みがありインサイドにはハードボトムやドック、奥行きのある葦が在り相応に期待が持てるエリアです。流木が絡んだ杭に高比重スティックベイトを落とし、枝を這うようように操作をすると待望のバイト。1キロ近いグッドサイズのバスをキャッチしました、このような釣りには69というレングスながら非常に軽くソフトなティップとしっかりとしたバットを持つIHHS69CMJがマッチしています。
その後も似たようなシチュエーションで数本をキャッチし、風が強く吹いてきたタイミングでスピナーベイトをストラクチャーに当てるように引いてグッドサイズのバスをキャッチ。状況を大まかに整理するとサイズの良いバスは広い意味での縦ストラクチャーに寄り添うように付いているという典型的なアフタースポーンの状態でした。また、日中の釣り難い時間帯でも風が吹くと活性が上がり捕食行動を取るようです。
古渡での分析をもとに東浦や西浦をチェックすると、グッドサイズのバスが行く先々で釣れました。東浦・西浦では流入河川もチェックしたのですが、降雨や農作業の影響なのか?かなりの濁りが入っていて全く反応がありませんでした。
数日間に渡るプラクティスの内容から本戦はスタート会場から距離があり人的プレッシャーの低い東浦・西浦で、プラクティス時に高反応を得ていた写真の様なストラクチャーを中心に風が吹き始めたら一番最初に風の当たるエリアに移動するというプランで望みました。
本戦当日は朝から晴天無風のコンディション、ネコリグを使用してプラクティス時よりもスロー&ライトに釣り方をアジャストしたのですがバイトが遠く時間だけが過ぎて行き、そろそろ帰着が気になりだした頃に待望の風が吹き始めました。
この風の吹き始めが最初で最後のチャンスと読み、古渡にあるシャローの縦ストラクチャーへと大きく移動し、タックルもボリュームアップしたルアーと複雑なカバーに対応する為にそれまで使用していたIHHS69CMJよりパワーのあるTAV-GP69CMJ Ver2.0へとチェンジし狙い通りバスをキャッチ!しかしその1本で無念のタイムアップ、結果は1570g35位となりました。
次戦は真夏の7月、サマーパターンを攻略して今回以上の結果を皆様にお伝えしたいと思います。
【タックルデータ】
ロッド:IHHS69CMJ
リール:アルファスフィネス
ライン:フロロ12lb
ルアー:高比重スティックワーム
ロッド:TF-GP66CML
リール:アルファスフィネス
ライン:ナイロン14lb
ルアー:スピナーベイト
ロッド:TAV-GP69CMJ Ver2.0
リール:アルファスフィネス
ライン:フロロ12lb
ルアー:高比重シャッドテールワーム