亀山ダムの春定番の釣りとして「ワカサギパターン」があります。産卵に絡んだワカサギをターゲットにフィーディングしているバスを狙うパタ-ンです。2月21日、22日と釣行し、22日はガイド釣行となりました。水温は8~9.5℃ほど。前回釣行時の真冬の水温からやや上昇し、少しづつ春のコンディションに近づきつつあります。21日は12時頃から出船し少ない時間ながらも各所をランガンして湖の状況をチェック。
ス-パ-リビングフィッシュ3”のミドストで40cm。 しっかり食べています。ワカサギが差す水深2mほどのシャロ-。ワカサギのレンジよりも下をミドストすると反応が得られました。この日はこの1本のみ。
22日はガイドです。当日の天候は曇りで夜半に雨が降る予報でしたが、9時ごろから降り始めて降ったり止んだりを繰り返す不安定なコンディションとなりました。メインは前日と同じように2m前後のワカサギをフィーディングしているバスを追いかける釣りを展開。やはりワカサギをフィーディングしているバスだけに横方向のミドストは高反応!お客様もしっかりナイスバスをキャッチ!
フェンウィックACES64SULJ "Mid Strolling Special"を使用。ミドストは通常のロッドと違いミディアムスロ-のアクション設計。ミドストは「ラインの弛み」を利用した釣りになります。そのためファ-ストテーパー設計のロッドはラインをダイレクトに弾きすぎてルア-がロ-リングせずにキビキビとしたアクションになってしまいます。フェンウィックのミドストロッドはしなやかなミディアムスローテーパーを採用しており、ラインの弛みを上手く使ってルアーを弾き過ぎずにしっかりロ-リングアクションをさせられる設計になっています。
また、この様なソフトなフィーリングのロッドではビッグバスにパワ-負けしちゃうのでは?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、このロッドはバットパワーを持たせた芯の通ったローテーパーシャフトにアラミドヴェール補強を施していることで、非常にパワフルな粘りを見せます。ライトラインを用いたミドストでは決して強引なやり取りは出来ませんが、スピニングリールのドラグを併用することで、ビッグバスの強力なファイトをいなし手元に寄せる事が可能です。
シャッドプラグもワカサギパタ-ンでは出番が多いです。ロッドはフェンウィックACES63SLJを使用。このロッドは非常にスムースなベンドカーブを描くテーパーを持っています。ソフトベイトはもちろん、軽量プラグを投げやすく、小型シャッドやミノーのトゥイッチやジャーク等のアクション入力も自在です。スピニングタックルで扱うあらゆるバスルアーに万能に扱えるロッドなので、ラインナップに1本あるとかなり重宝するモデルです。
ワカサギが生息する春のリザーバーは、ワカサギの動きにリンクしたバスを狙うとイージーに口を使うバスにめぐり会いやすいです。ミドストとシャッド、この2本立てで春のワカサギパタ-ンの基本的な釣りが出来ます。
【タックルデータ】
(ミドスト)
ロッド:フェンウィック ACES64SULJ “Mid Strolling Special”
ルアー:スーパーリビングフィッシュ3 ジグヘッドリグ
(シャッド)
ロッド:フェンウィック ACES63SLJ
ルアー:小型シャッドプラグ