皆さんこんにちは。フィールドスタッフの田島です。今回は北浦チャプターの最終戦で今期2度目の優勝と2度目のAOYを獲得する事が出来ましたので、その時の模様をお伝えしたいと思います。
年間5戦で争われる北浦チャプターですが、第4戦を終えた時点で1位とのポイント差は4ポイントで、逆転でAOYを獲得するには優勝する以外に無いようなギリギリ崖っぷちの状況でした。試合前の北浦のコンディションは、台風15号の影響で増水&濁りが入り、徐々に減水とクリアアップが進んでいる過渡期といった状況で、あまり釣り方やエリアを絞り込み過ぎてしまうと移り行くコンディションに対応できない可能性があるため、プラクティスでは水の色やベイトフィッシュの存在を確認しながら広くチェックして行くことを心がけました。
写真提供 JB/NBC
試合当日の朝は秋の到来を感じさせる少し肌寒い気温でしたが、午後から日差しが強くなる予報だったので、カバーにタイトに、日差しが強くなってからはカバーのシェード側をしっかり撃つ事を念頭にスタート。先ずは、潮来マリーナ周辺のカバーをリンキンシャッド5のノーシンカーで打って行きました。
朝の時間帯はそれほど風もなく、テンポ良くカバーにリンキンシャッド5を滑り込ませて行くとラインがスーッと走り、開始早々に約800gのナイスキーパーをにキャッチ。「少し冷えたけれどやっぱりシャローにバスは居る！」そう確信し、その後も周辺のカバーを丁寧に探りますが、後が続かず頭を一旦リセット。増水時しかバスが入れない様なドック周りのシャローカバーを中心に狙っていましたが、プラクティス時にベイトフィッシュを多く確認していた流入河川に絡んだカバーに狙いを変更しました。
流入河川は本湖に比べてクリアアップが進んでおり、プレッシャーを掛けないよう前後の魚探を切り、なるべくエレキを踏まないよう慎重にリンキンシャッド5のノーシンカーで撃って行きました。すると、スーッとラインが走り待望のバイト！2本目となる約800gのバスを無事にキャッチ！あと1本でリミットメイク！と集中力を切らさないようリンキンシャッド5を丁寧に打って行くとまたもやラインがスーッと走る気持ち良いバイト！慌てずにラインスラックを取りフッキング！リミットメイクとなる1kgを越えるバスを無事にキャッチすることが出来ました！
連続キャッチでリミットメイク出来た安堵感と優勝に近づいた達成感で暫く放心状態でしたが、キャッチしたバスのウエイトをざっくりと計算した結果、最低でも1本は入替えなければ優勝は出来ない．．．っと思い、同条件の流入河川でウッドカバーが絡むエリアに移動しました。
写真提供 JB/NBC
このエリアもクリアアップし始めていましたが、先ほどのエリアと比べるとまだまだ濁りが残っている状況だったので、ルアーの存在をカラーとシルエットで気づかせる為にソリッドブラックのブラックアウトクローをセットした3.5ｇリーダーレスDSに変更。水中のウッドカバーにアプローチし、リフトして乗り越えた瞬間にグッと重くなるようなバイト！フッキングを決めるとビックサイズ特有の重量感が伝わって来ました。数回の重い走りを受け止め、ウッドカバーから離れるように誘導し無事にネットイン！目測で明らかに1500gはある魚体を確認した瞬間に優勝を確信しました！
写真提供 JB/NBC
トータル重量は3480g！入れ替えたビッグフィッシュのおかげで何とか優勝することが出来ました！同時に年間ランキングも逆転し2度目のAOY獲得！感無量でした！
今期を振り返ると試合中に殆どミスすることなくバスをキャッチしており、Fenwickロッドの性能に助けられた1年でした。また、試合を決めるようなサイズのバスをフレキシーシャッド3.5、リンキンシャッド5、ブラックアウトクローで多数キャッチしており、ロコイズムシリーズのソフトベイト達にも助けられた1年でした。来期もFenwick＆ティムコルアーと共に精一杯トーナメントを戦いたいと思います！
【タックルデータ】
ロッド：Fenwick スーパーテクナS-TAV610CMHP+J
ルアー：リンキンシャッド5
リール：15アルデバラン
ライン：フロロ14lb
ロッド：Fenwick エイシス ACES68CMJ
ルアー：ブラックアウトクロー3.5gリーダーレスDS
リール：15アルデバラン
ライン：フロロ14lb
ロッド：Fenwick GW68CMLP+J
ルアー：フレキシーシャッド3.5
リール：15アルデバラン
ライン：フロロ12lb
