皆さん初めまして。2021年よりティムコフィールドスタッフに加わりました丸山知幸です。宜しくお願い致します。
まずは自己紹介からさせていただきます。
丸山知幸
- 長野県在住
- メインフィールド:長野県(野尻湖・木崎湖)
- バスフィッシング歴: 30年
- トーナメント歴:約15年
現在は野尻湖を中心にガイド業を営みつつ、JBマスターズにエントリーしております。野尻湖ガイドはホームページがありますので宜しければご覧ください。
Tomo Guide Service
さて、本題のフィールドレポートに入らせていただきます。野尻湖のルアー解禁日は毎年プリスポーンの状態からスタートします。この時期はワカサギの産卵が中~終盤になっており、全体的なワカサギの動きとしてはシャロー寄り(野尻湖でいうところの4m前後)な傾向です。産卵を意識したワカサギはボトム付近を泳ぎながらインレットやシャローのハードボトム滞に集中しており、スポーニングを意識してファーストブレイク上に乗ったスモールがこの状況を見逃すはずもなく、この季節はメインベイトとしてワカサギを捕食しています。
この様な状況からワカサギをイミテートして効果的にバイトを引き出せるルアーの一つとして、私はリンキンスイマー 3"のジグヘッドリグ(1/20oz)を頻繁に使用しています。リンキンスイマーはキャスタビリティーを稼ぐ質量と重量を持ちながら、下から見上げた時のシルエットを細くすることで見切りを減らしてバイト誘発を促す設計になっています。また、ビビットなテールアクションとボディーロールの比率が素晴らしく、ジョイント構造により無防備なワカサギが徘徊しているようなライブリーなアクションを生み出してくれます。ソフトなノンソルティーマテリアルを採用しているので、フッキング率が高く、リギングしやすい工夫がデザイン各所に落とし込まれているので非常に扱いやすいです!
使い方はワカサギが居るレンジに合わせて、ただスローに巻くだけととても簡単!!キャスト後のフォールでも良いところに落ちればそのまま食ってくれますが、この釣り方のキモはバスが追ってきても決して人為的なアクション入力や止めを入れず一定のスピードで巻き続けることです。バイトの出方はレンジによって目視できる場合もありますが、そうでない場合は巻いている途中で手元が引っ手繰られるとても明快なものが多いです。感覚としてはワームの釣りというよりハードルアーの巻き物に近いイメージで、とてもエキサイティングな釣り味です!
この時、ロッドが硬すぎるとバイトが出てもフッキングの間を取りにくいので、ロッドはティップの食い込みがよく合わせ切れを防いでくれ、なおかつそのままスイープフッキングへと移行できるミディアムスローテーパーULアクションのロッドがお勧めです。また、こうしたロッドは軽量ルアーのキャスタビリティーも稼いで投げやすさも助長してくれます。バスが掛かった後も無理に引っ張らず、ロッドの曲がりとドラグを生かしながらやり取りをすると、ラインブレイクを軽減できます。フェンウィックのナンバーでお勧めなのはズバリACES64SXULJとLINKS64SXULJの2本です!この季節に多用するミドストとも併用できるので一石二鳥ですよ!
写真は今春に木崎湖でリンキンスイマーのジグヘッドリグでキャッチした1600gのスモールマウスバスです。このバス以外にもリンキンスイマーのキャッチ率は相当なもので、その威力を証明するのに十分な釣果が出ています。野尻湖でも同様の釣りか非常に有効ですので、皆さんも野尻湖が解禁したらフェンウィックロッドとリンキンスイマー 3"を持ってプリスポーンバスを狙ってみて下さい。
【タックルデータ】
ロッド1:フェンウィックエイシスACES64SXULJ
ロッド2:フェンウィックリンクスLINKS64SXULJ
ルアー:リンキンスイマー 3"
フック:ジグヘッド1/20oz #2
ライン:フロロカーボン 3lb