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長谷川 武宏

Bass Fishingプロスタッフ長谷川 武宏 2020年野尻湖解禁に向けて!

2020.03.30

2020年野尻湖解禁に向けて!

皆さんこんにちは。ティムコプロスタッフの長谷川です。世界中で猛威をふるっているコロナウィルス、もちろん日本でもオリンピックの延期をはじめ大きな影響を与えています。冬の時期、私のメインの仕事でもある音楽界も大変なことになっており、指導している学生団体などは、演奏会は元より活動自体が禁止、自粛と本当に残念です。可哀想です(汗!)当然ながら経済的にも影響は計り知れず、一刻も早い鎮静化が待たれます。

 

このように暗い話題ばかりですが、私のホームレイクである野尻湖の解禁まであと1ヶ月を切り、私もアングラーとして動き初めています。今年も野尻湖ともども宜しくお願い申し上げます。今年の野尻湖方面は、お聞き及びかも知れませんが雪が非常に少なく、例年に比べると気温も高い日が多いようです。昨年末から恒例の大減水状態になり、解禁時期にむけて水位を上げて、という状態です。

 

水位を上げてというと、いわゆる雪解け水を流入させてという事になるのですが、この天候、気温ということを考えると水温は高めと考えられます。昨年も高水温でしたが、同じく解禁当初の水温は比較的高めという事になると、当然スモールの動きは早く、既にシャローエリアを強く意識している魚が多いのでは?と考えています。

 

そしてこの時期有効なメソッドとして実績があるのがソフトルアーを用いたミドスト、ジグヘッドスイミングそしてノーシンカーパターンです。その中でも今シーズン、ジグヘッド&ノーシンカーパターンに有効なワームが発売されます。昨年も強力なウェポンになりました“PDLリンキンスイマー3”のニューカラーです!

 

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この5つの新色…上段左から162ノジリライム、169ホログラムパープル、170エナジーイエロー、171ワカサギブラウン、172デッドリーワカサギとなりますが、昨年のメインカラーでした156ホログラムピンクと合わせて6色のカラーが超オススメです!

 

その使い方ですが、

① ジグヘッドスイミング(ジグヘッド装着によるただ巻き)

タックルですがロッドはエイシス ACES64SXULJ "Mid Strolling Special"(リンク)に2〜4lbクラスのライン。そして0.3~1.8g程度の軽量ジグヘッドを基本としています。キャストし一定のスピードを保ちながらゆっくりと巻いてくるだけです。水深などを考慮し、着水後のカウントダウンによってトレースしてくるラインを変えて広く探っていきます。

 

② ノーシンカー(オフセットフックによるただ巻き)

タックルは、ロングロッドという特性を生かし飛距離をかせいで広範囲に探ることが可能なエイシス ACES610SULP+J "Driftin' Special"(新発売)(リンク)や、エイシス ACES64SXULJ "Mid Strolling Special"に2~3lbクラスのライン、そして#1番クラスのオフセットフック(私は細軸系を多用)を基本にしています。このリンキンスイマー3は、自重もある為それだけでも飛距離は出るのですが、ロッドそして細めのラインを組み合わせる事でより広範囲を効率よく!と考えています。シャローエリアにフィーディングしてきたスモールは泳ぎ回っていますので有利ですね。このパターンは春先だけでなく、ボイルパターンなど多くのシチュエーションでも活きてくるパターンです。

 

上記二つの釣り方ですが、いずれも釣果を上げるために抑えておきたいキモが三点ほどあります。

 

先ず一つ目はロングキャスト。視界が広いオープンウォーターシャローフラットを徘徊するバスは非常にナーバスですので、プレッシャーを掛けない為にロングキャストが必須です。今回お勧めするタックルは専用タックルと言っても過言ではないロングキャスト性能を発揮するので、自信を持ってお勧め出来ます。

 

二つ目は、バスがチェイスして来るのが見えたとしても決してリトリーブスピードをスローにしたり、止めたり、トゥイッチしたり人為的なアクションを与えない事です。一定スピードで泳ぐルアーのアクションが人為的に操作されると、バスに偽物と見破られる可能性が高くなってしまいます。そこで、チェイスを確認したらそのまま一定スピードで巻き続けるか、ほんの僅か少しずつリトリーブスピードを早めて行くのがバイトさせるコツです。

 

三つ目はキャスト後のラインメンディング。基本は風上にポジションを取り、風下にルアーを投げることを意識して下さい。風上に向かってキャストするのも一つの手段ですが、キャスタビリティーが落ちるので、止むを得ない状況以外は風下へのキャストがお勧めです。最も注意したいのはキャスト方向に対して横から風を受けてしまうことです。こうなると水面に落ちたラインがルアーよりも先に風に流されてルアーがラインに引きずられてドリフト泳ぎする状態になってしまいます。するとルアーのアクションが不自然になり、バスに偽物と見切られてバイトが激減してしまいます。

 

これを防ぐ為にはラインが空中にあるうちに風上側にロッドを倒してラインメンディングし、ラインがS字になる様に水面に落とすと軽減出来るのですが、このあたりの技術的なアプローチは活字よりも私のガイドで実際に経験頂いた方が分かりやすいと思いますので、是非ともご活用下さい。

 

こちらの動画でもその一部が紹介されていますので必見です。

 

 

上記のメソッドは今年の野尻湖で解禁当初から期待大!と思っていますので、皆さんもお試しくださいね。PDLリンキンスイマーの新色は野尻湖解禁には間に合うように4月末にリリースされる予定ですので是非注目を!さらに絞り込んだイチ押しカラーなどは、今後Twitterなどでも発信していきますので宜しくお願い致します。私のツイッターアカウントはこちらです。野尻湖の現場情報を頻繁にアップして行きますので、皆さんフォローして下さいね!

 

 

【重要!!!】

エイシスシリーズのNewモデルでもあるACES610SULP+J "Driftin' Special"ですが、表層系、いわゆるI字系パターンの為に開発されたロッドです。

 

 

そして、先述のようにジグヘッドのスイミングや、ノーシンカーパターンでもとっても扱いやすいロッドなのですが、実は野尻湖の夏の風物詩...そう、軽量ムシパターンにもバッチリハマるロッドでもあるのです!

 

これまで、ムシパターンで扱いやすいロッドにACES70SLP+Jというナンバーがラインナップされていますが、ややボリュームのあるムシには丁度良かったのですが、軽量なノーシンカー系ムシパターンにはちょっと硬く、丁度良いロッドがラインナップにあるようでなかったのです。

 

やっと待望のロッドが登場!という事でムシパターン大得意、大好きな私にとっては、この上ない喜びですね。軽量ノーシンカー系ムシ(遠投系)のロッドで迷っていた方は是非ご検討下さい!その性能は私が保証致しますので!春のノーシンカー、I字系、ボイルパターン、ムシパターン…使い勝手の良い名竿となる事請け合いですね。

 

それでは!

 

 


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