皆さんこんにちは、ティムコプロスタッフの長谷川です。
長野県野尻湖は2021年シーズンを無事迎え1.5ヶ月ほど経過いたしました。解禁後から現在に至るまで、土日は無論のこと平日でも多くのアングラーが湖に浮かび、賑わっています。例年このスポーニングシーズンは多くの方が訪れるのですが、今年は一段と多いような気がします。解禁日の1週間ほど前までは、私の所属する一番館の桟橋はまだ陸上に!といった感じで水位も非常に低かったのですが、その後一気に雪解け水が入り満水近くに!っという状況でした。写真でもわかるように、付近の山々の山頂あたりにはまだ雪も見られ、湖上を抜ける風の冷たさも強烈で、アングラーを悩ませました。本当に寒い日が多く、ここへきてやっと暖かくなってきたという感じです。
現状18℃位まで上がってきた表水温ですが、一気に入った雪解け水は下に入りこみ、ボトム付近の水温はかなり低い状態が続いていたものと思われます。スポーン活動で上がってきた魚も群れとしては数少なしという感は否めず、例年に比べるとバイトも少ない状況でもありました。そのような中解禁初日から1/20ozジグヘッドにリンキンスイマー3”のジグヘッドによるスイミングで50upをはじめ多くの超ビッグスモールを釣ることが出来ました。
今年はミドストといったシェイキングを伴ったスイミングよりもいわゆる“ただ巻き”の方がバイトも多くサイズも良かったように思います。このパターンではACES64SXULJのような食い込みが良いロッドがオススメです。更にバンク系のセカンダリーポイントでは移動中のスモールに対してホバストが効果的で、これもグッドサイズのスモールをゲットすることができました。これはもちろん山岡プロ監修の超タイトピッチなシェイキングが可能なACES61SULJありきですね。
そしてスポーニングベッドが見えはじめるようになると、私的にはネコリグの出番になります。ACES56SLJというショートロッドで安定したシェイクをし続け、多くのバイトを導き出しています。
またこの頃にはリアクションを基本としたスプリットショットリグが有効になってきます。ワームとしては、クリーピーエッグ34のイモ使いパターンが一押しで本当によく釣れます。今シーズンは49cmという超ビッグもゲットし、サイズも揃うという最高のアイテムです。
このエッグ34ですが、4通りの使い方ができます。下の写真で、上からチョンがけ1、チョンがけ2、遠し刺し、ワッキー掛けの4パターンですね。フックは私は本流テンカラバリを基本にしています。メインラインに2.5lbフロロ、1/16ozのショットにリーダー3lbを装着しています。
このスプリットですが、現状のタングステンショットですと噛みつぶすことが出来ないため、外れてしまったりトラブルが多いと思います。そこで私は丸型シンカーのライトキャロを作り、シンカー上部に強め(ヘラ鮒釣りなどの物を流用)のウキ止めゴムを入れシンカーを固定しています。
これで殆どトラブルもなく、リーダーの交換も簡単にできるのです。またウキ止めゴムをシンカーから離し(20cmほど)シンカーの移動を自由にすることによってライトキャロへの変更も簡単ですので、オススメです。
今シーズンクリーピーエッグに45というサイズが新たにラインナップされました。私はこれからのアフターという季節では、護岸打ちというノーシンカーイモパターンを組み込むことがあります。4inchクラスのイモ使い、ということになりますが、オフセットフックでも問題ありませんが、私は魚のダメージを考え、弱めのガード付きマスばりを好んで使っています。形状などはこれに関してはあまり拘ってはいません。エッグ45も34と同様に基本4通りの使い方ができますので、いろいろ試していただけたら嬉しいですね。
アフターへ少しずつ移行中の野尻湖ですが、このスプリット、ライトキャロそして護岸打ちというパターンはとても有効なものですので是非お試しください。
また、これからはボイルパターンも良く起こるようになってきます。リンキンスイマーなどソフトベイトによる表層系ももちろんですが、トラファルガー5、ロンサムスイーパーといったプラグ系の表層パターンも必携になります。お勧めロッドはなんといっても中田敬太郎選手監修の、ACES610SULP+J一本!ですね。
昨年から引き続き猛威を奮っているコロナウィルス、ワクチンの普及によって一刻も早く沈静化に動くことを祈らずにはいられません。皆さんもお体をご自愛ください。それでは!