Trout Fishing記事 | ティムコ

木部 龍夫

Trout Fishingプロスタッフ木部 龍夫 シーズン最後の利根川

2018.09.28

シーズン最後の利根川

先週、予想以上に魚の活性が良く良い釣りが出来たので「二匹目のドジョウ」を狙い再び利根川の利根漁協管内を訪れた。利根川は9/21から禁漁となるので、禁漁前の最後の休日となるサラリーマンアングラーの自分にとっては事実上最後の利根川釣行となる。

 

夜明けに橋の上から川の水量を確認した。先週よりも若干増水していて「これはラッキー! 先週よりも良い釣りができるかもしれない! ・・・」と期待に胸を膨らませていた。

 

先週見つけた、ヤマメのバイトが多かったポイントに入川しキャストを繰り返すのだが、今回は反応が悪い。川の水深によりシュマリの50FS、50S、48Sを使い分け、リトリーブスピード、トゥイッチングの強弱に変化させていても反応が悪い。淵尻で27cmくらいのヤマメを1本バラした以外バイトも無い・・・。

 

そうこうしているうちに、上流にも下流にも餌師が入川してきた。覚悟はしていたが、さすが禁漁前の最後の休日である。自分と同じ考えの人は多い。仕方なく一度車に乗って先週良かった別のポイントに移動した。そこは流れの緩い平瀬だったので釣り人もいなかったが、若干増水したおかげで、先週よりも良い感じになっていた。

 

ミノーは何をつけても反応が悪かったので、ラインにプロトミノーを結んだ。対岸の葦ギリギリにキャストし、着水と同時にトゥイッチを入れヒラウチさせると「グン!」と魚からの反応があった。「やっとキタッ・・・」と思いながらネットに収まったのは35cm前後の若干ブナ模様の出たオスのヤマメであった。

 

フックはヤマメ口の堅い部分にしっかりフッキングされておりネットの中で暴れたのでミノーのもう一方のフックが絡まってしまった。ヤマメが弱らないように急いでフォーセップでフックを外し、ミノーに付いているラインを切ってからネットに絡まったプロトミノーを外す。写真を撮ろうとしたのだが増水した影響ですぐそばには川岸が無い。足首くらいの水深しかなかったので自分で座礁を造り撮影しようとしてカメラを構えた瞬間ヤマメが暴れてネットから逃走・・・「あ~やっちゃった~・・・」と茫然としたが時既に遅し・・・しかし魚の定位していそうな場所は何となく解ったので、釣下りながら同じようなポイントを狙っていく。

 

十数mは釣り下り、流れが強くなる手前の瀬頭の対岸の木の下にキャストしたら先程と同じようなバイトがあった。サイズは先程よりも一回り小さいが流れを利用して抵抗する。「御願いバレないで!」と祈りつつ無事ネットに収めることができ、今度は慎重に岸際までネットを運び、無事撮影に成功! カメラに収まったのは秋色に染まった良型のヤマメであった。プロトミノーで釣れたこともあり、一安心。

 

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その後はチビヤマメを数本追加したが、先週の1/3にも及ばなかった。改めて秋の釣りの難しさを思い知らされ、自分の今シーズンの利根川釣行は幕を閉じた。

 

【タックルデータ】

エンハンサーEH64ML“River Trek”
2019発売予定プロトミノー50S
シュマリ48S(192リアルハクヤマメ、193リアルハクアユ)
シュマリ50S(060HIRO-SPアユ、)
シュマリ50FS(197HGヤマメ+、195HGテネシー+)

 

 


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