Bass Fishing記事 | ティムコ

平本 直仁

2023.03.28

春の津久井湖

みなさまこんにちは。TIEMCOプロスタッフの平本です。調子が良いので間髪入れず津久井湖レポートです(笑)。

 

冬から凸続きでも浮き続け向き合ってきた津久井湖。ようやくその成果のつぼみが膨らみ始めたのが前回レポートの津久井湖オープントーナメントのプラクティス頃から。水中が春めいてきてバスからの反応が出てきた事で脳内整理が加速。自分が相手にすべきバスの探し方もグッとスピードアップ。津久井湖オープントーナメント最終戦には間に合わせることができませんでしたが、実際にバスをキャッチする事でネットインまでのファイトにも余裕が生まれ身体が仕上がってきています。

 

3/12の津久井湖オープン以降暖かい日が続いていましたが、大減水の津久井湖には久しぶりの恵みの雨。ただ冷たい雨だったことで、翌週末3/19の水中は季節の進行一時停滞。数日の暖かい日と大潮二日目が絡んだ3/21にプチ春爆させておきました!水温は全湖的に概ね11℃半ばを安定してキープ。午後には12℃に乗るエリアも出てきたことで、スポーニングを意識した個体が浮き始めたと感じます。

 

19日にバスを確認したレンジは3~5mに対し、21日は更に浅くなり2~3mが激熱に。岩盤にへばりついていたバス達が、“カレントはいいけど、風は嫌”と言った感じで、傾斜のなだらかな水のヨレるガレ場に集結している感じで、前週のエリアはわかりやすくもぬけの殻でした。水質は所によって濁りのブロックがある感じです。

 

そんなスポットに対してスーパーホバリングフィッシュ3in・2.5㏌のホバストでスローかつナチュラルにアプローチするのですがどうやらお気に召さないようで見切られる始末。昨今好調なフィンズダズラー3inの0.9gジグヘッドのスローカーブミドストに変えたところ反応が良かったのでコレで押し通し4B3F。51.5cm、2180gを筆頭に43㎝1580g、41cm、1380gと3本で5kg超え。全て惚れ惚れしてしまう艶々コンディションのバスばかり!

 

image0011380g

 

そんな豊満ボディバスのガチファイトなので、ディープに突っ込む太いトルクはロッドを絞り込み、引っ張り出されるドラグ音は他には例えがたいこれ以上無いサウンド!やり取り中は冷や冷やしつつもこれまた日常生活では味わえないこみあげる極上の快感。メモリアルな早春の一日となりました。

 

釣れる日なんだろうな?と思って上がってみたところ、春めいてきたとはいえまだまだ厳しい状況だったようです。春の貴重な体験がありましたのでこちらも共有です。何かというとバスのモードスイッチの切替の速さを目の当たりにした事です。午後陽が差さなくなり風が冷たくなってきたら反応が激変。それまで浮いていたバスが一瞬で消えました。スポーニングを意識した春の気難しいこの時期、自然界の生物は環境変化に対して想像以上のスピードで行動しているんだなぁと実感した一日でもありました。

 

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そして、このジグヘッドの釣りの応用で新たに楽しみにしているのがPDLヘアリーフライ3in。水流で勝手に動く胸鰭・尾鰭とエラストマーの浮力を活かして表層&中層をスローに攻略してみたいと思っています!さぁみなさんも艶々のバスとのファイトを楽しみにフィールドに行きましょう!

 

【タックルデータ】

ロッド:Fenwick GW60SLJ
リール:コンプレックスXR 2000HG
ライン:TORAYソルトラインスーパーライトPE0.4号、TORAYルアーリーダー4LB
ルアー:フィンズダズラー他、0.9gジグヘッド

 


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